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「一源三流」

「一源三流(いちげんさんりゅう)」

 

この言葉は江戸期の儒者伊藤仁斎(じんさい)氏が言われたとされています。意味は「誠実を源に、汗を流し、涙を流し、血を流す」です。

 

人間学を追求される出版社=致知出版社の本で私は知りました。若い人には、このような意味合いは"いまどき古い"と言われるかもしれません。しかし私は好きですし、現代でも自分の克己にムチを打つため、折に触れたい言葉と考えます。克己心じたい、時代遅れと言われそうですが、なんだかんだで感情に流されず自分を律すれる人の方が成功も幸福も手中に収められると思います。

 

さて冒頭の言葉に戻ります。

 

「汗を流す」とは文字通り、額に汗して労力を惜しまない姿勢をいいます。麻雀を通じて人間育成を図る雀鬼会の会長・桜井章一さんも数々の著書で「心を広げて行動を惜しむな」と言われています。結局そのほうが自分も相手も「win-win」の関係がもたらされ、自分の望みも相手の望みも、両方叶えるための最善のツールとなりえているからでしょう。

 

「涙を流す」は、悔し涙とうれし涙の両方を意味させます。悔し涙は数々の辛苦に耐えること、うれし涙は己が達成感や人からもたらされる感動・感激を指します。

 

「血を流す」は、致知出版社・藤尾秀昭社長曰く「命をかけること」と訳されます。「命をかけるくらい、真剣に物事に打ち込む」、それを端的に言い表した言葉です。

 

私たちが座右の銘を持つならば、なるべくシンプルに一語にまとめらているほうが都合がよく、それでいて含蓄に富む言葉が最高です。「一源三流」はまさにそれを表している言葉に思い、これだけであらゆる場面に克己が発動できる気がします。

 

すぐに思い出すことができ、都度効力を発揮する言葉、藤尾社長もおそらくこの言葉を座右の銘にしたためたからこそ、何冊もの著書にこの言葉を紹介しているのだと推測します。

 

ちなみに私は「一源三流」の「三流」の「涙を流す」が一番心に響きます。人付き合いの中では、当然辛苦を舐めることが発生し、理不尽も受け入れざるを得ないことがあります。そんなときはこの言葉を思い出し、作者と言われる江戸期の儒者伊藤仁斎(じんさい)氏の心に触れ、自分の成長へと転化させます。

 

辛苦を舐め、理不尽を受け入れてこそ、一回りも二回りも自分を大きくできる、それが人付き合いや人を動かす器となると自分に言い聞かせます。器を大きくすることが結局はいろいろなことを受け入れられ、ストレス解消ならびに、人付き合いの良好がつくれると考えるからです。もう一つの「涙を流す」=うれし涙は、そんな発想からももたらされます。

 

「一源三流」

 

誠実をモットーに、誠実をすべての根源に、「汗を流す」「涙を流す」「血を流す」。そこに人生を創ります。その過程に成長・成功・幸福がもたらされます。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。