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「セルフペップトーク」

「七転び八起き」という熟語があります。ひらがなを取れば「七転八起(しちてんはっき)」という四字熟語になります。

 

"転んでも立ち上がる"という意味では、次の名言もあります。

 

「私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある」

by ジェームス・ゴールドスミス(フランス生まれで、フランスとイギリスの国籍を持つ億万長者の実業家)

 

「我々の最も大きな弱点は、諦めることにある。成功するための最も確かな方法は、常にもう一度だけ挑戦してみることだ」

by トーマス・エジソン(米国の発明家)

 

不屈の精神そのものです。しかし実際に私たちは挑戦した数だけ失敗はありますし、人間ですから忘れ物や凡ミスも茶飯事です。そうすると、これらの名言を地で行くように、すぐに"立ち上がる"ことに重きを置く視点(気持ち)の切り替えは重要に思います。

 

あなたが上司で部下が何かをやらかしたとき、すぐにリカバリーに入る部下と、失意やショックに立ち往生する部下と、どちらが頼もしいでしょうか? まちがいなく前者だと思います。

 

ミスした分析は立ち上がってから"強く短く"すればよく、エンジンとしての前向きさは常に保ちたいものです。また逆に倍返しする勢いで、それまで以上の奮闘を誓うことも可能です。

 

私たちの日常で、それが仕事ではなくプライベートでも、すぐに立ち上がり、その立ち上がりそのものを尊べるような四字熟語を本日は紹介します。

 

「鉄志玉情(てっしぎょくじょう)」

by 金田一京助言語学者

 

「奮志専精(ふんし?せんせい)」

by 米内光政(海軍大将、政治家)

 

「百折不撓(ひゃくせつふとう)」

by 田鎖鋼紀(日本速記術の創始者

 

この3つの四字熟語は次の本で紹介されていました。

 

藤尾秀昭著「二度とない人生をどう生きるか」(2020年10月発売)

 

著者の藤尾さんが「岩手県生まれの偉人たちを顕彰した記念館」に訪れたときのこと、藤尾さんが特に興味を引いた色紙が上記の三氏のものだったとのこと。

 

この三氏の言葉の解説はありませんでしたが、四字熟語の形になっている点が、自分を鼓舞しやすいように思います。

 

もちろん「不屈不撓」とか、先に挙げた「七転八起」でもかまわないのですが、誰が言っているかも添えられると、なおその人の生きざまと重ね合わせられる分、効果は発揮しやすいように思います。

 

ちなみに言語学者金田一京助氏が色紙に書かれた「鉄志玉情」ですが、こんな意味が込められています。「鉄のように冷めた冷静な気持ちで志を持ち、玉のように高価で気高い心情を旨とすべし」。

 

米内光政氏の「奮志専精」はおそらく造語だと思いますが、私流に訳せばこんな意味合いになります。「志を奮い立たせ、目の前の物事に集中すべし」または「志を奮い立たせ、自分の道に精通すべし」(専精とは精神を集中することや物事に詳しくなることを意味します)。

 

田鎖鋼紀氏の「百折不撓」は読んで字のごとく「幾度失敗しても志をまげないこと」となります。

 

いずれの意味も「志」がキーになっていますが、志がしっくりこなければ、目的や目標と置き替えてもよろしいかと思います。

 

ところであなたは「ペップトークという言葉を聞かれたことはありますか?

 

「ペップトークとは、日本ペップトーク普及協会の岩崎由純代表理事が中心となって広めているもので、試験や試合などの本番前にかける勇気づけの短い言葉です。

 

「ペップ」とは元気とか活気という意味で、「ペップトーク」は「元気を与える言葉」。自分にかける勇気づけの言葉は「セルフペップトーク」と言われます。

 

本日はその「セルフペップトーク」に四字熟語がもっとも使いやすく、またその中でも「七転び八起き」が使うにふさわしい意味合いと思い、上記の3種を紹介したしだいです。

 

「鉄志玉情(てっしぎょくじょう)」

by 金田一京助言語学者

 

「奮志専精(ふんし?せんせい)」

by 米内光政(海軍大将、政治家)

 

「百折不撓(ひゃくせつふとう)」

by 田鎖鋼紀(日本速記術の創始者

 

世の中には数々の名言やことわざが存在しますが、自分にフィットする「セルフペップトークを身に付ければ、言葉の力が自分を救ってくれます。言葉の力が自分を即座に立ち上がらせてくれます。そう言った意味では私は「言霊」を信じています。

 

上記の三氏の四字熟語は、私は藤尾さんの本を読み、初めて知りましたが、「セルフペップトークにかなり有効と思い、あなたにシェアさせていただきました。少なくとも偉人と称される三氏は、各々の四字熟語を自分のものとし、何度と自分を鼓舞してきたはずです。そして鼓舞してきたからこそ偉人の域に達せられたのでしょう。ぜひ私もそれにあやかりたいと思います。

 

どの四字熟語も素晴らしいですが、私が特に自分に感じるのは田鎖鋼紀氏の「百折不撓」でしょうか。1日の中に失敗が起きても、1回や2回、いや3回や4回ではめげられません。なぜなら100回失敗しても志(目標・目的)は曲げないと決めているからです。それが「百折不撓」

 

あなたも三氏の四字熟語を「セルフペップトークに活用されてみてはいかがでしょうか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

yomidr.yomiuri.co.jp