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「予測と準備」

暑い夏を飾った「東京オリンピック2020」が閉幕しました。まだパラリンピックを残していますが、オリンピックだけを見ると「終わりよければすべてよし」、7日に侍ジャパンが金メダルを取り、活況がピークで終わりを迎えたように思います。実は、今回のように終わり間際に花火が打ちあがる形が一番後味の良い余韻を残してくれます。この調子でパラリンピックの健闘にも期待したいところです。さて、本日も原田隆史さん著「勝利のメンタル」から、あるワンフレーズを掻い摘んでお話します。

 

「予測と準備」

 

同書には「予測と準備」という項が設けられており、原田さんの著書にはだいたい書かれている内容です。当日本番の天気や気温は当たり前、さまざまなトラブルを事前にシミュレートし、それに対応する準備もセットで行うというもの。プロと呼ばれる人ならだいたい行っていることです。なぜ原田さんは「予測と準備」にこだわるのか?

 

それは心を揺らさないためです。言い換えれば平常心を保つため。プロは本番でどれだけ力を発揮できるかが問われます。この「発揮」という二文字に平常心は不可欠です。

 

準備不足で平常心を揺さぶられては、ただの後悔しか残りません。私流に言えば『「準備と予測」は、後悔の可能性を潰すための重要なファクター』となります。どれだけ余念のない準備をしても、想定外の事態は起こり得ます。その想定外を前向きに受け入れる秘訣が"「準備と予測」を万全としてきた"という自負と自信です。

 

準備を万端に期しても想定外の事態が起こるなら、準備をしなければ想定外に加えて、想定内のそれも積もります。さすれば対処しなければならない量が多くなり、やる気が削がれ、諦めの気持ちがもたげることも考えられます。

 

不測の事態や想定外の事態は、結局は前向きに受け入れたいものです。その前向き性が欲しいために「予測と準備」を念入りにします。原田さんの言葉でいえば「平常心を保つ」ためです。

 

・予期せぬ事態への前向き性

・集中力の源にあたる「平常心」を保つため

 

いずれも共通するところに「心」があり、それが自信になるのか、安心になるのか等は人や状況によりさまざまです。最後に私が申し上げたいことは、オリンピックのような大舞台に私たちが携わることはほとんどなく、できることは平凡な毎日にそれをもってくることくらいです。しかし平凡な毎日にこそが私たちの人生がつくられます。そこを軽視してはいけません。ささいな日常に少しでも刺激やアクセント、喜びや嬉しさを加えたいなら、「予測と準備」が、それらをもたらしてくれるかもしれません。

 

オリンピック選手もその関係者らも、閉幕後は地道な毎日が訪れることと思います。芸能人も有名人もおそらく似たり寄ったりです。「人は人、自分は自分」、この原則をささやかに守り、平凡だろうと何だろうと「予測と準備」をするクセ付けで、後悔を極小に、成長と幸福を極大に頑張りたいものです。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。