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「歩行」と死亡率

「歩行」に関して私は以前にこんな記事を書きました。

 

leonet0702.hatenablog.com

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特に「散発的な歩行は人を健康にする」は、「歩数と死亡率」を統計的に数値化した内容だったため私も参考になりました。簡単におさらいします。

 

1日10分と、まとまって時間を確保せず、散発的に歩く行為を1日1000歩行うと、あまり歩かない人より死亡率が約28%減少し、4500歩を超えるとそれ以上は死亡率は減少せず横ばいになるというものでした。

 

では1日10分以上の歩行を確保し、それが2000歩超えるとどうなるか? 2000歩を超えない女性より死亡率が約32%減少しました。

 

いずれもノースカロライナ大学チャペルヒル校の疫学研究者であるクリストファー・ムーア氏らの研究で、2021年5月の第4週にアメリカ心臓協会の会議で発表されたものに基づきます。

 

上記の記事では「"歩く"という行為をいっぺんにまとめて行わなくとも、散発的に1000歩を積み重ねれば、(上述のように)死亡率をあまり歩かない人より約28%減少させられる」という内容がメインでした。どうしても私たちはまとまって時間を取らないといけないと思うと身構えてしまいます。物理的に難しい人もいますし、何より心理的に億劫が生まれます。しかし"散発的"でいいとなれば、少しは負担が減るというものです。

 

さて、本日は前掲の過去記事に捕捉する形でお届けします。内容は基本同じです。

 

まず知っていただきたのは「10分=1000歩」というアバウトな数値です。1000歩を歩くのに、どれほど歩かないといけないかを感覚的に知っている人は少ないと思います。およそ「10分=1000歩」だそうです。ゴロとしても覚えやすいです。ということは、2000歩を目指すには20分、4500歩は45分という計算になります。

 

先のクリストファー・ムーア氏らの研究では、散発的な歩行で4500歩までは歩行に比例して死亡率を減少させられるということでしたので、なんとかそこまで積み重ねたいと思うのが大方の心理です。

 

「とにかくこまめに歩く」

 

それを日常化させるのが、1日4500歩を可能にする最大の近道です。そこで私が毎日行っていて、一般的にも言われているお勧めの方法を紹介します。「必ず階段を使う」です。エレベーターはもちろん、エスカレーターも使わず、とにかく階段です。どなたかが階段は「栄光の階段」とイメージすることを推奨されていましたが、死亡率を下げることに寄与しているという意味では「死亡率の減少=栄光」です。

 

階段を使うメリットは、歩数の計上だけにとどまりません。実は太ももを使うことが最大のメリットと私は考えます。歩行は主にふくらはぎで、太ももはほとんど使いません。これでは下半身の筋力を鍛えることにはならず、体熱の帯び方が乏しくなります。

 

筋肉を使うことは体熱を帯びさせることになり、その体熱が体温を上昇させ、白血球などの免疫力を上げてくれます。免疫力が上がれば、日々に発生するがん細胞などの死滅に大いに役立ってくれます。

 

人体の筋肉の7割は下半身にあると言われ、下半身の筋肉は大きくふくらはぎと太ももに分かれます。どちらも大事で、その筋肉量がそれを動かしたときの体熱量を決め、大事なのは結局 血流と体温の上昇です。

 

ふくらはぎは第2の心臓と言われ、重力に反し、末端の血流を心臓に戻す働きをしてくれます。こまめにふくらはぎにポンプの役割をさせ、それに加え、太ももから体熱を帯びさせることで、体熱の上昇(免疫力の向上)も可能になります。

 

ちなみにカリフォルニア大学の研究では、同大学の学生を対象に、長時間座っていると、心臓病、がん、うつ病、2型糖尿病、肥満などのリスクを高め、1時間に1回は立ち上がって体を動かすと、そのリスクが低くなるという結果が出ています。これは有名な研究で、さまざまな書籍や記事で引用されています。

 

階段を登る行為はあくまで私の個人的なお勧めに過ぎません。太ももを鍛えることは、本記事の主題ではありませんので、辛いイメージを持たれる方はまずは「歩行」に注視し、日常のいたるところで「こまめに歩く」、これを意識されてみてはいかがでしょうか。数値的には「1日4500歩までは、歩数に比例して死亡率が減少する」、「1日1000歩で死亡率が約28%減少する」、「1000歩=10分の歩行」です。

 

「歩行」と死亡率

 

ちなみに「歩行は気分も良好にする」と言われますので、疲れない程度に、毎日のお供に、毎日の味方に扱っていただければと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

hc.nikkan-gendai.com

過去記事

leonet0702.hatenablog.com

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