心の戦士!~心が前向きになる言葉~

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「姿勢」主義

世界的な投資家・ウォーレン・バフェットの名言は、いくつかあります。その中で私がもっとも好きな言葉が次です。

 

「小さなことで規律を破ると、大きなことでも規律を破るようになる」

 

日本でも似たような名言はいくつかあると思いますが、実のところ「行うは難し」です。口で言うのは誰でもできます。しかし実際に規律を守ることは本当に難しいこと。なぜでしょう? 誰もが目の前の誘惑にかられる弱き生き物だからです。

 

例えばバフェットは、自分のよくわからない会社には投資しないと言われます。ということは、よくわからないけれども、いま上がり基調な会社(株)は見過ごさなければならないということ。実際バフェットが投資しなかった会社で、株価が上昇した会社はごまんとあります。世界的な投資家でもすべてを見抜けるわけがないのは、野球の世界的なバッターでも3割がせいぜいというのと同じです。

 

またバフェットは小さな規律を守ったからこそ、大きな規律を守れているという言い方もできます。たまたまうまくいった成功者が凋落した原因は、小さな規律を守ってきた習慣がなかったからではないでしょうか。私はそんな気がします。

 

話を少し変えて、日比谷公園の造園に関わったことで有名な、本多静六(明治ー昭和の林学博士・投資家)という人物がいます。本多静六氏は生活のベクトルが上向きであることを幸せの定義とされており、つまりは幸せは固定されたものではなく日々に揺れ動くベクトルの方向にあると仰っています。

 

バフェットと静六氏の考えは、私の中では非常に酷似します。対象のサイズで規律を守る有無は決まらず、お金をいくら持っていても生活に上向き感がなければ幸福は感じられないということ。人生訓として至言ではないでしょうか。

 

規律を守ることは、ときに面倒で窮屈です。しかし長期的にみれば安定感をもたらし余計な画策をせずに済みます。余計な画策は失敗や信頼を損ねる危険性を生みます。

 

目の前の誘惑に負ける人はある種、強欲な人です。しかし皮肉なことに誘惑に負けない人ほど、最後はお金と幸福を手にします。バフェットはあらゆるIT企業の株高を見逃し、世界で一番の投資家になりました。

 

1円も1億円も同じ「お金」です。1分も1時間も同じ「時間」です。時給1000円のアルバイトも時給10万円の経営も同じ「仕事」です。1億円や1時間、時給10万円の仕事を望みどおりに扱いたいなら、1円や1分、時給1000円のアルバイトを丁重に扱う必要があります。

 

「姿勢」主義

 

対象の単位で姿勢をころころ変えては、心が乱れるだけ、安定感を欠けさせます。心はもっと有意義なことに使うべきで、損得を超えた規律を今日も守りましょう。そう、バフェットのように。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。