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お金とは「預かり証」

本日も世界一の投資家 ウォーレン・バフェット氏の言葉を紹介します。なぜか最近は以前に見聞きしたバフェット氏のことを思い出します。おそらく2週間前に数日間、暗号通貨の取り引きをしたからだと思います。2週間前はバイデン大統領のキャピタルゲイン税の増税報道があり、ビットコインを始め、あらゆるコインが急落しました。その急落を受け私は数日間にわたり10種類ほどのコインに分散投資(投機)をしましが、そのことは本題とは関係ないため本日は割愛します。

 

さて、「お金とは?」についてです。

 

バフェット氏は各所で次のことを言われます。

「私はずっと、お金は社会に返さなければならない預かり証だと思っていました」

 

バフェット氏が2000年以前から(バフェット財団を通して)寄付をし、2006年から友人のビル・ゲイツが運営するビル&メリンダ・ゲイツ財団に寄付していることは有名です。

いずれ社会に返さなければならない預かり証なら、返す先や方法が重要です。そこで自身が運営するバフェット財団よりも、効果的に社会に寄与できると判断し、ゲイツ財団を選定、それが2006年6月のことです。そのときは、約370億ドルのうち5/6をゲイツ財団に、1/6をその他の財団に寄付するとし、各メディアは「世界中の慈善事業にとって歴史的瞬間」と賢人ぶりを称えました。

 

よく考えてみましょう。ウォール街や投資に勤しむ人で、お金を「社会に返さなければならない預かり証」と考える人がどれだけいるでしょうか?ふつうは思わないと思います。実は私も最初は "きれいごと" と思い、"大金持ちの話しで自分には関係ない"と気に留めませんでした。

 

しかし最近になり、実は深い言葉でお金の本質を突いていると、何度も思い返します。なぜならお金持ちになっての話ではなく、お金の使い道の話だからです。お金は基本、私有財産ゆえ、使い道にとやかく言われることはありません。しかし私有財産だけの考えに固執すれば、潔くお金を使えない場面も起こり得ます。行き過ぎれば「がりがり亡者」、さらには脱税まで行き着きます。

 

バフェット氏は「最高の財産は?」という問いに「自分自身」と答えます。時間もお金も自分に投資し、自分の力量を増やすことで自立と自由を目指すという考えです。その考えやスタイルは今でも変わりません。ただし「自立と自由」の自由に「お金は社会からの預かりであるゆえ、社会に還元すべきもの」という考えを含むだけです。

 

私が本記事で申したいことは、「もっと自己投資をしよう」「もっと自分や周りの人のためにお金を使おう」ということです。貯金額や投資額の額面にこだわっても、こだわった時間は二度と還りません。例えば爪に灯をともし1年で100万円を貯めたとしても、自分の命(時間)を100万円(という額面)に替えただけです。つまりは「交換」。言わずもがな確実に寿命から1年が亡くなりました。

 

それが1年ならばまだいいです。しかし人の生き方は常態化します。気づけば貯金額を増やすことを生きがいに10年も20年も‥という人が出ますし、現にいらっしゃいます。

 

大事な視点は、いくら積み増そうがゆくゆくは "返さなければならない" ということです。昨年ごろに「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)」という本が話題になりましたが、まさにそのことが背後にある内容でした。

 

貯金額を増やすことは、つまるところ自分自身の喜び・うれしさ、楽しさ・ありがたさ・・など、感情を豊かにすることが目的のはずです。それがバフェット氏の言葉でいう「最高の財産は自分自身」です。

 

感情を揺さぶれるのはおそらく「肉体が元気で、精神が元気で、タイミングが合致したとき」が一番良質です。それが"今"なら、"今"行うことが、お金の使い道の最適解です。その最適解は自分だけが知ればいいことです。キーとなるポイントは"タイミング"。自分が使いたい"タイミング"、使うべき"タイミング"。このときに(お金を)使えなければ生きている価値、生きる価値はどこにあるのでしょうか? 薄っぺらい人生に成り下がります。薄っぺらさは感情を揺さぶれず、貴重な体験や経験をスポイルしたときに起こります。

 

他の人が貯金に勤しもうが、貯金額を自慢しようが、最後に後悔しては貯金額がそのまま後悔の重みとなります。

 

「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)」という本はそのことに気づかせてくれる内容でしたが、私は冒頭のバフェット氏の言葉も非常に端的にまとまっていると思います。

 

「お金」とは?

A.社会に返さなければならない預かり証

 

返さなければならないものを大事に抱えているのも、ときに"こっけい"です。使うべきときに"気持ちよく"使う、それでこそ日々の節約、日々の貯金が"輝く"というもの。貯金が悪いわけではなく、「返さなければならない預かり証」という視点が抜け、最高の財産である自分自身にお金を使わないことが良くないのです。

 

投資で成功するのはごく少数と言われます。同様にあの世で幸福に包まれる人もごく少数かもしれません。もしそうだとしたら、その少数はそのときそのときのフェーズで出し惜しみせず、体験的感情を大切にしてきた人だと思います。体験内容如何(いかん)ではなく、感情化・価値化できたことに意味を持つからです。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。