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バフェット流「何もしないこと」の真意

世界的な投資家・ウォーレン・バフェットは、片腕のチャーリー・マンガーも言っていますが、「これといった投資先がない場合は、何も投資するな」と言われます。つまり「有望な投資先が現れるまで、気長に待て」ということです。

 

私は当ブログでよく「コツコツと続けること」を推奨しています。続けることと待つことの関係はなんなのでしょうか。

 

続けることは、「これといった投資先が見つかった場合のアクション」に当たり、見つかったのなら続けましょうということです。

 

それに対し、待つことは「これといった投資先が見つからない場合」を指し、その場合は待つことが賢明といえます。なぜなら待つことで自己研鑽ができるからです。それを中途半端に事を行えば、中途半端な手応えで継続有無を考えなくてはいけません。もちろん、アクションをとったことにより、感情ややりがいが向上し結果的によかったということもあるでしょうが、あくまで結果論です。

 

確率を考えて「これといった対象」がなければ、「アクションを待つ」のに加え、空いた時間は自己研鑽に使うのが時間対効果を高めます。投資でいえば、待った期間に貯金をし、貯金した分を、これといった投資先に適切なタイミングで投下する形です。転職なら、空いた時間に培ったスキルを、これといった転職先にPRする形です。

 

なんでもかんでも「拾う」という行為は、いっけん忙しく充実しているように錯覚させますが、長期でみれば、たいした伸びしろを培えなかったことを指すことが多いです。すべてを網羅する法則はありませんが、バフェットのスタンスを見るに、チャンスが到来したときの効果を最大化するため、「待つ」という行為は必須と理解できます。

 

本記事で申し上げたいことは、ただ一つ。「中途半端を排除せよ」です。やりたいことがないなら、「やりたいことを探し」に本気になればいい。たいして観たい番組でないなら観ずに、お金を出してでも観たいものを観ればいい。お金より時間と感情のほうが大事です。

 

私はいま4戸目のワンルームマンションを探しています。付き合いのある業者の担当者から、何度か紹介を受けましたが、自分の中に勝算がもてないものはお断りしています。例えば大阪や名古屋のワンルーム。築浅で綺麗な部屋は良いのですが、入居付けするたびにAD(広告宣伝費)が取られることは、私はいかがなものかと考えます。どういうことか少し解説します。

 

ADとは、管理代行会社が入居付けした業者に支払う広告宣伝費で、大阪や名古屋だと賃料の1ヵ月~2ヵ月が相場です。私は大阪の物件を1戸もっていますが、これまで2回入退去がありました。そのたびに賃料の1か月分が私の持ち出しとなり、正直やっかいな出費に感じました。

 

それに対し東京は、好立地ならば入居者から礼金が取れるため、その礼金がADに当てられます。私は東京でも一回入退去がありましたが、そのときはADを持ち出さずに済みました。このことはあまり知られていないようで、大阪や神戸、名古屋や福岡など、東京に次ぐ都心と思い、物件価格の安さに惹かれる人も多いと聞きますが、このADの負担を知らないと投資したことを後悔するかもしれません。

 

先日の業者は、大阪の素晴らしい物件を紹介してくれましたが、その業者系列の管理代行会社はADを賃料の2か月分を取るそうで、その瞬間私は待ったをしました。ADの2か月分といえば、賃料が6万円なら12万円です。しかも大阪の賃貸借期間は1年の物件も多く、1年でたびたび引っ越しされては1年や2年ごとに、賃料の2か月分をオーナーが負担しなければなりません。物件価格の安さや利回りも大事ですが、実際に購入してからのコストもセットで考えないと、トータルリターン(トータルコスト)を見誤ります。

 

ちなみになぜ大阪や名古屋はADを取って、東京は取らない物件が多いのでしょうか?

 

先ほど少し触れましたが、結局は、東京は賃貸需要が強いのです。入居する際に礼金を1ヵ月分とっても、23区内の駅近なら入居してくれます。これだけで東京の賃貸需要の強さが別格なことがわかります。それに対し関西は賃貸需要が弱いため、礼金を取れません。(慣習もあると思いますが)

 

もちろん、東京でもきちんとした管理代行会社は、入居付けする業者にADは支払っています。支払うことで、1日でも早い入居付けが可能になるからです。そのADを入居者から取れるか取れないかが賃貸需要の差を決めており、ひいてはオーナー負担の有無を決めています。

 

話を戻します。

 

不動産投資における物件選びでも、慎重に慎重を重ね、自分に納得した物件を買うことが後悔を少なくします。中途半端は後悔の元。未来は不確定なのだから、金利が上がったり、災害に見舞われたり、思いのほか空室が出たりと、リスクのほうに転じたときに、自分を納得させられるかどうか大事で、中途半端が仇となって後悔しても遅いです。しかし納得して購入したなら再起の原動力は生まれやすいです。

 

趣味も遊びもすべてにそう。中途半端にやるくらいなら、一人で自己研鑽に励んだ方が何倍も有意義な結果が期待できます。そして自己研鑽はあくまで手段で、目的は成就のはず、ならば、機会があらばきちんと飛びついてください。バフェットもこれは!といった投資先が見つかったときは、即座に飛びついています。その飛びつきが奏功して現在のバークシャー・ハザウェイの実績があるのですから。

 

バフェット流「何もしないこと」の真意

 

中途半端を排除すること。そして自己研鑽に励み、機会が来たなら即座にアタックすること。そのための準備に余念をなくすこと。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。