「ラテマネー」ってなに?
あなたは「ラテマネー」という言葉をご存じでしょうか? 普段はあまり聞きなれない言葉だと思います。私は以前にジョン・D・ロックフェラー著「ロックフェラーお金の教え」という本を読み、そこで初めて知ったワードです。その本には、史上最大の資産家と称されるロックフェラー氏は 実は「ラテマネー」に気を配っていたという内容が載っています。
さてその「ラテマネー」とは何なのか?
アメリカの著名な資産アドバイザーのデヴィッド・バック氏が著書「オートマチック・ミリオネア」で、毎日何げなく使ってしまうお金のことを1杯のコーヒーに例えて「ラテマネー」と呼んだことから使われ始めたそうです。
そしてデヴィッド氏は、その著書で、「ラテマネー」を減らし、その分を貯蓄に回すことの大切を説いているそうです。(私は読んだことがありません)
下記の記事では、1日で何気に飲んでいる1杯のコーヒー(400円)を貯金に回す事例が紹介されます。ざっと掻(か)い摘(つま)んでお話しすると、1日400円なので1か月で約1万2千円、1年で約14万4千円の計算です。
その1杯のコーヒーを自前で用意したとして、ドリップにしろインスタントにしろ、1杯20円で計算します。1日20円なので1か月で約600円、1年で約7千2百円です。
前者と後者を比較してみましょう。年間に約13万6千8百円の差額です。10年間では約140万円近い差額です。
記事では1杯のコーヒー以外に「ラテマネー」はあちこちに落ちており、1杯のコーヒーでこの差のため、それ以外のラテマネーを拾えば年間数万円~数十万円の差が生まれる、という内容を帰結とします。
ちなみにそれ以外の「ラテマネー」とは、ATMの手数料、コンビニで何気に買ってしまうもの、自動販売機、保険料、通信費、家賃、各種のセール品、衝動買い、付き合いだけの交際費(外食代)などです。
いかがでしょうか?
特に真新しい内容ではありませんが、私たちの「1日」は約9割が無意識(習慣)で構成されるそうです。この無意識レベルの消費を見直すことで、わざわざアルバイトや仕事をしなくても、アルバイトや仕事をした収入と同じだけを稼ぐことができるわけで、言葉を変えれば「不労所得」、それは資産形成やその他の有益な消費(投資)に振り返られます。
今一度 あなたの生活費の「ラテマネー」に着目し、見直せるものは見直すことで「浪費」から「消費」「投資」へと発展させられるかもしれません。そしてその姿勢こそがお金を自分の支配(コントロール)下に置いているという自負を生み出し、人生の経済面を前向きにさせてくれるものと思います。
ただし記事にも書いてありますが、ただ単純に切り詰めればいいという問題ではありませんので、自分の心に通う消費であれば、それは浪費ではなく有益な消費です。くれぐれも節約一辺倒で心を貧しくされないようにお願いします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事
貯金上手は実践 何気なく使っている“ラテマネー”の見直し(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース