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楽天モバイル料金の注意点

先日に楽天三木谷浩史社長は、4月8日から本格サービスを開始する携帯電話事業の料金プランを打ち出しました。あなたもご覧になったと思います。そこで今回はこの料金プランの中身のいいところではなく、落とし穴というべき注意点に触れたいと思います。

 

結論、私はけっして悪いプランではないと思い、現在のソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えを検討しています。ただし注意点や盲点は把握しておかなければ あとあと後悔しかねないため、あなたにも簡単にシェアさせていただく形です。

 

まず料金プランですが、月額2980円のひとつのみ、わかりやすさを重視しています。内容はデータ通信が使い放題、音声電話もかけ放題と とても魅力的な内容です。

 

これだけ聞くと"すばらしい"の一色ですが、話はそう単純ではありません。音声電話の使い放題はRakuten Linkアプリを通すことが条件で やや面倒ではありますが、ここではさほど問題視しません。問題視すべきはデータ通信で、こちらが曲者(くせもの)です。なんとこのデータ通信は楽天モバイルが自前で構築したエリアのみという条件があります。

 

楽天モバイルが自前で構築したエリアのみとは?

 

楽天モバイルは東京23区や神奈川、埼玉、名古屋市大阪市、神戸市の一部などでスマホと通信を行う基地局を設置。当初、工事が遅れていましたが巻き返しを図り、計画値を上回るペースで基地局の設置を行いました。当初は2020年3月末段階で3432局という計画でしたが、すでに基地局は3490局が設置済み。今後の見込みでは3月末時点で4400局までになるといいます。つまりはこの4400局が自宅やオフィスなど、自分の行動範囲にあれば「使い放題」になるというわけです。

 

しかしこれだけ聞いても大手キャリアとの比較がなければピンときません。

 

そこで大手3キャリアとの比較です。なんと大手3キャリアは、全国に20万規模の基地局を設置していて、首都圏だけで数万局という単位で基地局が存在。楽天モバイルは現況、大手キャリアとは比べ物にならないほどの基地局数の少なさです。

 

ではユーザーが楽天モバイルのエリア外にいた場合はどうなるのか?

 

その場合を考慮して、事前にKDDIと提携済み、エリア外はKDDIのネットワークにつながります。また念のためですが、先ほど触れた東京23区や神奈川、埼玉、名古屋市大阪市、神戸市も完璧に楽天モバイルのネットワークが構築されているわけではありませんので安心はできません。例えば奥まった建物の中、地下鉄や地下街などです。

 

このKDDIネットワークを使用した場合は、月間2GBまでと制限があります。2GBを超えると、速度が極めて遅くなるか、1GB500円で追加購入することが必要。しかも、ユーザーが、今スマホ楽天モバイルにつながっているのか、それともKDDIにつながっているかを判断するには、楽天が提供するアプリを起動しなくてはいけないとのこと(楽天モバイルのホームページより)。ということは、起動を怠り、楽天につながっているつもりでスマホを使ったら、実はKDDIにつながっていて、あっという間に2GBを消費していた、なんてことも起こりかねません。結果的に何度も1GB500円の追加を余儀なくされ、もはや月額2980円ではなくなる可能性も出てきます。

 

ということで、データ通信を無制限で使えるエリアが限定的という点で、加入や乗り換えには注意が必要です。今のところそれがクリアになれば、楽天モバイルへの加入や乗り換えはお勧めの気がします。基地局もゆくゆくはどんどん増えていくと思われるため、少しずつ勝手がよくなると期待します。

 

楽天モバイルは今回(4月8日から)300万人(人数は増減の可能性あり、一人1回線1度のみ)に対し、事務手数料・端末代のみで、開通から1年間無料で利用できる施策を展開し、すでに申し込みは始まっています。あなたが加入や乗り換えを検討されるなら、ぜひそれを狙いに行くことで1年間無料の特典も授かれるかもしれません。

 

最後に「データ通信が無制限になるエリアが限定的」という点以外にも注意点はいくつかありますので、その他の注意点(例えばiPhoneのRakuten Linkアプリが非対応、対象機種が限定されていること等)も抑えて検討されることをお勧めします。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考文献

楽天はケータイ料金競争の引き金を引いたのか? 「月額2980円」のインパクト(文春オンライン) - Yahoo!ニュース