心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

お金は使わず"転がす"もの

2018年2月に発売された本に次があります。

ますだたくお著「情熱をお金に変える法」

 

その中の一項に『お金と時間は「使う」のではなく「転がす」』があります。要約すれば「成功者はお金を消費させず、使って、なお増えるようにする」というもの。

 

例えばよく言われる「値打ちのある商品を購入する」というのがあります。ロレックスで言えば、買って使っても、いざ売るときには、さらに高騰してそうな、例えば「GMTマスターⅡ」を購入する、などです。

 

ロレックス以外でも、実物資産として有名なアンティークコインや絵画も同様です。絵画なんかは、自分が好きで眺めながらも、一方で高騰するかな・・とワクワクする期待も持てます。仮に高騰しても売るかどうかは別問題というところも嬉しい悩みと聞きます。

 

著者のますださんは、自動車のスーパーカーを買い、自分が使用しないときは、人に貸すことでお金を得ているとのこと。また人を雇うことをコストと考えているうちは、全体像がわかっておらず、人を雇うことでさらに売上増になるのなら、それは逆に使わないといけないとも言われます。

 

節約型の人は、お金を使わないことだけしか頭にあがりませんが、使うことで増やすことができるなら、使ったほうが得という頭ももつべきというのが、ますださんの言われる「転がす」という意味です。

 

ふるさと納税」なんかは、その最たる例かもしれません。例えばスーパーでお肉を買う習慣のある人なら、2000円の持ち出しで、4500円のお肉が届いたなら、結果、500円の"得"ということになります。

 

2000円を持ち出さなければ、持ち出したときと比べると、"2000円を守った" ということになりますが、その守った2000円でいつものようにスーパーでお肉を買うのなら、2000円の持ち出しで4500円分のお肉を買えば、計算上500円を得しただけでなく、"いつもと違ったおいしいお肉を食べられた"という付加価値も付きます。その付加価値が"良質な時間""良質な体験"にも転化します。

 

私が申し上げていることは、特に真新しいことではありません。あなたも日頃から念頭に置いていることだと思います。そこで本日はお金を「転がす」という観点で、数多ある方法のうちソーシャルレンディングを紹介します。

 

あなたはソーシャルレンディングをご存じでしょうか。もしかしたらすでにされているかもしれません。ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業や団体に、私たち(一般人)がお金を貸し出すサービスです。「融資型クラウドファンディング」とか「貸付型クラウドファンディング」とも言われます。

 

2,3年前までは、日本初で業界最大手のソーシャルレンディング会社は「maneo(マネオ)」と言われていました。現在の最大手はどこかわかりませんが、数年前は各所でCMを流していたため、「maneo(マネオ)」という社名はあなたも聞き覚えがあるかもしれません。

 

ソーシャルレンディングのしくみはとても簡単です。例えばマネオに対してさまざまな企業や団体がお金を借りにきます。彼らに対して、私たち投資家はマネオを通して数万円から何千万円と投資できます。多額のお金を得たマネオは、借り手側に年利を乗せて貸し出します。借り手側は所定の利息を付けてマネオに返済し、マネオは手数料と利息を受け取り、残りの利息を投資家に還元します。

 

借りる期間は会社や団体(案件)によって違います。6か月のところもあれば、24ヵ月のところもあります。ここで抑えておきたい点は、運用期間は決まっていますが、満期より前に繰上返済されるケースもあるということです。

 

一例で100万円を12ヵ月運用するファンドに投資したとします。運用の名目利回りを仮に4%とします。すると単純計算で12か月後に合計104万円が得られることになりますが、そのファンドが10ヵ月で返済し終えたとしたら、103,3万円の戻りとなります。

 

このように借り手側も都度都度の状況がありますし、できるだけ利息を減らしたい(繰上返済したい)という思惑もあるため、投資家の狙い通りの利息が受け取れるとは限りません。また借り手側の状況次第では、きちんと返済ができないかもしれません。すなわち投資家に元本保証はなされておらず、元本割れする危険性もあるということ。俗に言う「投資」と同様です。

 

しかし実際に元本割れするリスクは薄いです。なぜなら(ソーシャルレンディング)会社側もほとんどの案件に不動産等の担保をしっかり取っているからです。もし貸し倒れやデフォルト(債務不履行)などが横行すれば、その会社は信頼できないということになり、その会社も経営ができなくなります。

 

1,2年前から私も「ソーシャルレンディング」を始めたのですが、私が実際に行っているソーシャルレンディング会社は「SBIソーシャルレンディングです。あのネット証券最大手のSBI証券の系列です。私が現在出資している案件は3つほどで、利回りも名目で5%~8%くらいだったと思います。他に登録している会社は5つほどありますが、住信SBIネット銀行から直接振り込めるため、使い勝手が良く、かつ信頼もできるため、現在の私はSBIだけで事足りている形です。

 

しかしネットや動画で調べてもらえればわかりますがソーシャルレンディングの評判は正直悪いです。2017年ごろでしょうか、いくつもの業者が行政処分を受けたり、詐欺行為を働き、潰れた会社もあると言います。

 

しかしそれは2019年ごろまでの話し。そこから現在にいたり、業界のイメージは払拭されつつあります。その払拭に一役も二役も買っていると言われるのが、「Funds(ファンズ)」クラウドバンク」「クラウドクレジット」などです。

 

もちろんまだまだ怪しい会社は多数存在していますが、上記3社をはじめ、私が出資している「SBIソーシャルレンディングは信頼を置いてもよい会社だと私は思います。もちろん最終的には自己責任になりますが、本記事で申し上げたいのは「お金は"転がす"もの」という考え方(姿勢・イメージ)についてです。

 

例えばあなたが金融資産や実物資産に投資をするタイミングではないと判断した場合、その資金を銀行や郵便局に預けてしまえば、お金は転がりません。言い方を変えれば、お金は社会に何も働きを生みません。しかし6か月なり12か月でソーシャルレンディングに出資をすれば、出資先の会社や団体は集まった資金で、何かの事業を成功させられるかもしれません。

 

そこにはリスクは付きますが、先のクラウドバンク」は7年間の実績で貸し倒れ0(ゼロ)と言われます。このように見事に回収している優良業者も存在するわけで、そこには同時に社会的価値も存在します。その社会性にお金を投じれば、お金はきちんと働いてくれて、利息をもって転がるイメージを私はもちます。

 

数多ある投資先の中で、特別ソーシャルレンディングをお勧めするわけではありません。銀行預金や郵便貯金よりは、社会的意義に富んでいると思い、2020年現在においては、(ソーシャルレンディング)会社選びを間違えなければ、極めてローリスクでロー(ミドル)リターンは狙えると思うしだいです。

 

株、債券、FX、暗号通貨、コモディティ、不動産・・すべてに投資のタイミングではないと判断した場合に、また、分散投資の対象の一つとして、ひとまずソーシャルレンディングに数か月間、出資をしてみるというのも一つの手だと思います。そして実際に今現在の私はそうしています。

 

私の銀行預金の残高は本当に少ないです。銀行に預けることにお金の"もったいなさ"を感じてしまうからで、つい3日前に賞与が振り込まれましたが、私の中では今は投資の機会ではないと思い、さっそくソーシャルレンディングへの出資を考えています。

 

「お金は使うものではなく"転がす"もの」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。