「毎日ほんの少し」の安定感

私は人生に「毎日」を意識して過ごしています。それは「習慣」を意識してのことですが、習慣化とは「毎日行う」ことに他ならず、毎日でなければ途端に0（ゼロ）に近づく怖さがあります。それほど人は安きに流れるものだという認識です。本日はそんな「毎日」に着目します。

さて、「毎日」ですが、それを可能とする分量は間違いなく「ほんの少し」でかまいません。いっぺんにまとめてやるから疲れるのです。ここは技術の問題で、あえて「ほんの少し」で止めましょう。もしくは決まった分量でやめるのです。

たとえば勉強。毎日30分だけ英語を勉強するとした場合、30分以上をやったらいけません。もしノリにのってやってしまった場合は、必ず余剰分を記録し、別の日に気乗りがしなければ、余剰分を切り崩す形で調整してください。そうやって「毎日平均」を意識して過ごすのです。なぜか？　安定感というバランスが重要だからです。

何事もバランスをなくして「歩」は進められません。散歩なんかがイメージとしてわかりやすいですが、走ったりステップしたりと忙しければ必ずどこかで疲れます。しかし同じペースで同じ呼吸で歩く分には、1時間でも2時間でも歩けます。また毎日30分を歩くという目標を据えたとしても、その30分にさほど疲れがなければ、また明日もやってみようかな・・となります。

だから「ほんの少し」は技術なのです。「ほんの少し」は長期的な目線を持っていなければ、その威力に気づけません。長期目線の人だけが気づける最強の武器なのです。私は健康管理から運動管理、そして副業のアルバイトなどに生かしていて、副業は週に2日ですが、もう7年以上も勤めています。日給4千円～8千円ほどですが、7年の月日に換算すれば、280万円ほどの稼ぎです。

いっときの1年や2年で280万円を稼いだ人は輝いて見えると思います。いっぽう7年もかけて280万円は正直しょぼいです。しかしどちらも280万円に変わりはなく、後者はなおも今後年収40万円ペースで歩を進められます。私は自分で言うのもなんですが、間違いなく後者の人の方が安定感や安心感が備わっている分、賢明に思えます。

生き方は人それぞれですが、長い目で見て「続けられる人」が効果を実感できるという点では、あらゆるジャンルに共通して言えます。その「続けられる人」になる知恵が「ほんの少し」で止めておくことで、その「ほんの少し」をあらゆるジャンルに適用させるのがポイントです。食事から運動、仕事から勉強、人間関係から遊びまですべてにです。そしてそのすべての「ほんの少し」が毎日を色づかせ、夢を与えます。まさに「分散投資」。あらゆる対象に「ほんの少し」を投資して、心のよりどころを増やし、気分転換も増やしましょう。

「毎日ほんの少し」の安定感

安定感こそ長期戦略の要（かなめ）。あなたはいかがお感じになりますか？

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。