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考えたり迷ったら"負け"

人生はつくづく「考えたり迷ったら負け」だと思います。先日、とある時間管理術を読み、ますますそう思いました。すきま時間の有効活用とか早起きしての時間確保などが書いてありましたが、どれも「あらかじめ決めておいてその通りに遂行する」という一語にまとめられる内容だったように思います。

 

脳科学の世界では、プランAだけでなく、プランB、プランCも用意することが勧められています。なぜなら想定通りに行かないことは実際にありますし、あらゆる角度からシミュレーションをすること自体が、脳トレになるからです。

 

時間管理も同様で、あるカフェで勉強しようと思ったとき、そのカフェがたまたま休みだったらどうでしょう?おそらく近くの別の店を探すと思いますが、近くで見つけたお店がなんだか入りにくいお店だったら、それでも入るでしょうか?それともまた別の店を探すでしょうか?

 

そうです、こんなことをしていてはエネルギーの無駄遣いです。本来の目的は勉強だったはず。その勉強に注ぐべきエネルギーをどうでもいいお店選びに費やしては、非効率と言われても仕方ありません。だったらどうするか?

 

あらかじめ最初に行こうと思っていたカフェが休みだった場合のプランB、プランCを用意しておけばよかっただけ。なぜか? 迷わずに済むからです。考えなくて済むからです。つまり探し回る時間がもったいないというより、有限のウィルパワー(意思決定力)を消耗させることがもったいないのです。

 

ウィルパワーの消耗は、本来の目的である勉強の意欲すら削ぎにかかります。探し回ったあげく見つけたお店に入るや否や、"疲れた"といってまずは休息。休息中は決まってスマホをいじり、SNSやゲーム、ニュース等に関心が・・。それでもなんとか勉強を開始すると思いますが、まわりの雑音が少しでも入れば、すぐに集中が途切れるほど開始の集中が薄らいでいます。

 

先日私は健康のために冷水シャワーを浴びているという話をしました。仕事や何かで輝かしい成果を上げているわけでは毛頭ありませんが、それでもこの冷水シャワーの習慣は10年以上にのぼります。なぜ真冬でも冷水シャワーを浴びれるか?

 

それは、冷水シャワー後に温かいヒーターに当たれるからだと言いました。暖かいヒーターに当たれるから、いっときの我慢ができるのだと。確かにその言い分に偽りはありません。その通りです。しかしそれでも最大限のやる理由にはなっていません。なぜなら温かいヒーターに当たれるからといって、やらなくても当たれますし、そもそもやらなければヒーターに当たる必要もないかもしれません。

 

でも私は毎朝・毎夜やります。なぜやれるのか? それは機械のように形から入るからです。考えず、迷わず、エイヤッでやるからです。しかしです、やったらやったで、毛穴がキュッと引き締まり、ジワーッと熱を帯びる感じが、やはり気持ちがいいのです。一瞬の我慢の要素は否めませんが、やってよかったとふつうに思える実感も否めません。

 

本当に好きな人への愛の告白も、不慣れなことへの最初の挑戦も、どれも緊張し不安が拭うことはありません。しかしよく考えてみてください。経験が浅いのに不安がよぎらないわけがなく、不安が消えるわけがありません。ということは、不安ととともにやるかどうかだけ。やるうえで大切なのはエイヤッの精神で考えたり迷ったら負けの精神です。

 

人は本能的に、現状維持を引き寄せます。どうしても考えたり迷ったら、現状維持のほうに流れます。それをあらかじめ織り込んで、「機械のように形から入るのだ!」と決めてかかるのです。また想定できる範囲で最大限、プランB、プランCはたまたプランDを用意し、必ず目的を果たす工夫を凝らすのです。

 

考えたり迷ったら"負け"

 

結局自分との勝負で、自分との勝利とは、一日の限られたウィルパワーを注ぎたい対象に多分に注げることです。そのためには極力考えず、迷わず、即実行。実行の中に生産的で建設的な思考を巡らせればいいのです。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。