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泥棒と悪口

作家の三浦綾子さんによると、三浦さんが通っていた教会の牧師に「泥棒と悪口、どちらの罪が深いか?」と聞いたところ、その牧師は「悪口」と答えられたそうです。

 

理由は泥棒に入られても致命的なダメージ以外は、なんとか生活を立て直せるからです。それに対し、言われた側に深く刺さった悪口は、立ち直れないことがあります。お金よりも心というわけです。

 

私はこの話を聞き、人生の多面性にひどく納得しました。いっけん法律に触れたか否かとか、目に見えるものだけで判断しがちな毎日に、心の分野に着目し善行を積んでいる人もいるという角度を知ったからです。

 

10代や20代などの若いときは、平気で感情のままに言動を取ります。あのときはおそらく身近な人を何人も傷つけていたことでしょう。しかし三浦さんの通っていた教会の牧師の話を知り、私はよほど仲のいい人以外は、言動に気をつけようと改めて思いました。家族や恋人にもこの一線を守ることが大切になってきます。

 

この記事で申し上げたいことは、「悪口や陰口を基本は言わない」というマイルールを2022年、毎日に課してみてはいかがか、ということです。「一日一善行」は、ゴミを拾うとか、笑顔で挨拶をするといったことだけでなく、「悪口や陰口を言わない」を守ることも含みます。なぜ自分に課すかというと、嫌いな人にはどうしても言おうとしてしまうからです。

 

ですから自分の矜持として守るという観点がブレーキの機能をはたします。そして結果的に相手を傷つけずに済む…。また「悪口を言わない人」という印象は信用を蓄積でき、何かあったときに協力を仰ぎやすくできます。

 

いずれにしても、お金より心、モノより心に着目した善行は確実に存在し、私やあなたの周りでもそれを実行している人は少なからずいらっしゃいます。その人たちへの見方も本記事で少しは変わったのではないでしょうか。

 

自分を変えるきっかけにしてもいい。相手(人の悪口をあまり言わない人)の見方を変えるきっかけにしてもいい。「泥棒と悪口」、罪が深いのは「悪口」かもしれない、本日はそういうお話でした。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。