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原田式「成長の3原則」

最近は大谷翔平選手の活躍とオリンピックの活況を重ね、目標設定についてお届けしています。本日もその流れを汲み、原田教育研究所代表:原田隆史さんの著書「勝利のメンタル」からの内容です。

 

原田隆史著「最高の教師がマンガで教える勝利のメンタル」(2020年6月発売)

 

原田さんと言えば、勤務3校目の陸上競技部を7年間で13回の日本一に導いたことで有名です。その手法は運動選手やアスリートにとどまらず、さまざまなビジネスの現場でも役立てられています。特徴的なのが成功や目標に生活基盤を置いていることです。具体的には「心・技・体」に「生活」を加え、「心・技・体・生活」と指導し、それゆえ生活指導の神様とも言われます。

 

本日はどの立場の人であれ、パフォーマンスを発揮するための原田式「成長の3原則」を紹介します。結論、「時を守る」「場を清める」「礼を正す」です。

 

この3原則は原田さんならではの、生活指導に立脚した考え方が反映されています。まさに「心・技・体・生活」の「生活」にかかわるところです。

 

「時を守る」は時間や約束を守ることで「場を清める」は清掃や奉仕活動、「礼を正す」は感謝の気持ちを持つことや奉仕活動を意味します。この「場を清める」大谷翔平選手に重なるところは、大谷選手もマンダラチャートの一つに「ゴミを拾う」を設定しており、実際にグラウンドでゴミを拾う行為をマスコミに取り上げられています。大谷選手曰く「誰かの捨てた"運"を拾う」行為がそれなのだとか。これを聞いたスタジオのゲストはみな、"真似できない、立派" と褒め称えていました。

 

ゴミを拾う行為が「誰かが捨てた"運"を拾う」行為なら、自分のために積極的にそれが行えます。そして行った分だけ、結果的に人も街も喜びます。一石二鳥です。

 

原田式「成長の3原則」である「時を守る」「場を清める」「礼を正す」は、つまるところ、周りの人から応援される人間になれ、それが自然と感謝の気持ちにつながり、それが練習やトレーニングのモチベーションにつながるというのが私の見立てです。

 

「心・技・体・生活」の生活が、残りの「心・技・体」を担っているというのが原田さんの指導内容です。ちなみに原田式「パフォーマンスの方程式」というのもあり、それが次です。

 

原田式「パフォーマンスの方程式」

= 何を × どんな気持ちで行うか

= スキル(やり方・方法) × 気持ち

 

この「気持ち」に焦点を当てたのが「成長の3原則」です。プロのレベルになると、人間性を放っておいて上達するのは困難です。いかに指導者や周りの人に援助してもらえるか、味方になってもらえるかが重要です。それを可能とするのが「成長の3原則」。これは私たちの仕事や生活も同じではないでしょうか。

 

私たちも好き好んで、人間関係的なストレスを負いたくありません。できたら周りから応援され、援助されたいです。しかしそれはただで付いてくるほど簡単でもありません。もともと人間性が備わっている人は別ですが、そうでない人は特に意識する必要があり、意識し行動するほど第二の天性ではないですが、板に付き、行いが容易になってきます。

 

木に例えるなら、枝葉の練習やトレーニングも大切ですが、幹や根にあたる「人間性」にも同時にアプローチする必要あると、原田さんは「心・技・体・生活」という言葉で語られます。人事で昇進を抜擢されるのも、人から好かれるのも、人から仕事を任されるのも、よほどの例外でない限り、成長の3原則を体得されている人からです。体得とまでいかなくても、それに近い人からです。

 

原田式「成長の3原則」

・時を守る

・場を清める

・礼を正す

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。