心の戦士!~心が前向きになる言葉~

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「楽苦(ラク)」しかない

「苦」を「苦」と思わずに、「楽苦(ラク)」と思おう!

 

そうアドバイスをされるのは「日本人が知っておきたい心を鍛える習慣(2013年6月発売」の著者 上田比呂志さんです。

 

上田さんは三越、ディズニー、ティファニーで人材マネジメントの経験を積まれた方で、その後独立してからはコーチとして企業研修や人材育成の講演活動をされています。

 

冒頭の言葉はどのような考えから来ているかというと「禍福は交互にくる」ということからです。上田さんの人生経験によれば、「本当の楽しみや感謝を知るためには、大きなハードルを越えなければわからないこともあり、かつての苦労が糧になっていることに気づかされることもしばしばある」とのこと。

 

そのような実感は、後から振り返ってわかることで、渦中にいるときはそのような俯瞰は難しいものです。上田さんも実際は難しいことを認めつつ、それでもなんとか「楽苦」と思えるように、これまでの人生経験を思い出してほしいと言われます。

 

私はその件(くだり)を読み、こんな風に思いました。

『「楽苦(ラク)」しかない』

 

私たちは通常「楽(ラク)」を求めますが、実際に「楽(ラク)」が続いても、刺激が足りず飽きたりします。セミリタイアする人や定年退職後の年金生活者がそんな感じかもしれません。

 

もともと順風と思えるときも、逆風と思えるときも、結局は「やるべきことをやるしかない」わけで、その状態自体に外的環境は関係ありません。今回のようにコロナショックや緊急事態宣言が出されて、失業や減給を余儀なくされた人たちも同様です。

 

確かに失業や減給はお辛いでしょう。焦るでしょう。しかしその最中におき「やるべきことをやるしかない」わけで、それをするか否かだけがその人に問われます。逆に私のような保険畑の人間は、失業も減給もありませんでした。しかしだからと言って"楽しい""感謝"といった気持ちがこみ上げるかというと、まったくそんなではありません。結局目の前には「やるべきことをやるしかない」状態があるだけです。

 

つまりどんな外部環境でも「やるべきことをやるしかない」状態に相違なく、それを楽しむかどうかの「心の置きどころ」がその人の「幸・不幸」「禍福」を決めるというのが私の考えです。それを先ほど私は「楽苦(ラク)」と表現しました。

 

外部環境問わず、『「楽苦(ラク)」は(その人の)心がつくるもの』ということです。

 

私の体験から、実は順風のときほど、そのような考えを持っていると、逆風のときは「楽苦(ラク)」が容易となります。逆に順風のときに浮かれて「楽(ラク)」に甘えれば、逆風のときの「楽苦(ラク)」は難しくなります(ハードルが高くなります)。

 

順風・逆風問わず、どんなときでも、自分の目標や目的、ビジョンを胸に「やるべきことをやる」、その姿勢が結局は長い人生、トータルハピネスの最大化につながると思います。

 

簡単に言えば「やるべきことをやる」こと自体に楽しさを見出し、どんな逆風のときでも「やるべきことをやっている自分、やった自分」を褒めてあげる、そのような姿勢が大切ということです。

 

「やるべきことをやる」こと自体に楽しさを見出すには「遊び心」が必要です。逆風のときこそ、「遊び心」の有無が問われます。それをいきなり発動させることは難しいということから、順風のときにそれを訓練しておくことが大切ということです。

 

『「楽苦(ラク)」しかない』

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日は最後までお読みいただきありがとうございました。