20・30代単身者の住みたい街
「ガーラマンション」シリーズを手がけるFJネクストが7月8日に「住みたい街ランキング2020」を発表しました。
調査は6月10~12日、1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)在住の、20・30代の一人暮らしの未婚男女2,000人を対象にインターネットで行われました。
私は以前にもお伝えしましたが、今年の春に初めて「東京中古ワンルーム」を(一戸目として)購入し、現在2戸目の購入を検討しているところです。なかなか価格と金利の折り合いがつかなかったり、他の人に購入されてしまったりと、まだ購入できていない状態です。
さて、もしあなたが私と同様に、東京中古ワンルームの投資に興味をお持ちでしたら、単身者が今、どの街を住みやすいと思っているかは参考になるかもしれません。(単身者を推す理由は、現在も今後も、東京23区の大方に単身者の流入が続く見込みが推計されているためです)
ランキングの調査結果は以下の通りです。
1位「吉祥寺」
2位「中野」
3位「新宿」
4位「赤羽」
5位「横浜」
6位「池袋」
7位「渋谷」
8位「北千住」
9位「高円寺」
10位「三軒茶屋」「練馬」「大宮」
記事では、11位以下も掲載されていますが、10位以内は予想通りといった感じでしょうか。1位~5位の選択理由を見てみます。
<1位の吉祥寺の選択理由>
・商店街が充実している
・買い物が便利
・交通の便が良い
・自然がある
・緑が多い
・おしゃれ・かっこいい
・人気だから
・若者が多いから
<2位の中野の選択理由>
・家賃が安い
・物価が安い
・安いお店が多い
・アクセスが良い
・都心から近い
・単身者の物件が多そう
<3位の新宿の選択理由>
・便利
・交通アクセスがよい
・職場に近い
・商業施設が多く何でも手に入る
<4位の赤羽の選択理由>
・家賃が安い
・物価が安い
・飲み屋が多い
・交通の便が良い
<5位の横浜の選択理由>
・利便性が高い
・交通が便利
・何でもそろっている
不動産投資における物件選びの視点に、今回の調査のように若い世代(20代・30代)のトレンド(ニーズ)が重要な要素を占める気がします。なぜなら今後ユーチューバーのように、より個人(若者)がお金を稼げたり、フリーランスが増加したりと、若者が時代の潮流を担う可能性もあるからです。
お金が稼げれば、飲食やショッピングにお金を使うことも大いにありえ、その情報の発信地に東京が引き続き先頭を走るということも考えられます。
もちろん若者に限った話ではありませんが、若者を逃すか逃さないかは入居付けに大いに関係するため、引き続き若者のトレンド(ニーズ)がどこにあるかを参考に、東京の区分マンションの購入有無の判断材料にしていただけたらと思います。
ちなみにランキングで大躍進を遂げたのは、高円寺と練馬で、高円寺は17位から9位、練馬は20位から10位とトップ10入りをしました。
このほか、次の3つの街も前年より順位を上げトップ20入りをしました。
・「荻窪」(28位→18位)
・「八王子」(26位→18位)
・「三鷹」(31位→18位)
いずれの駅もJR中央線の沿線です。
調査を行ったFJネクストによると、一人暮らしという視点で、交通や買い物などの利便性に加え、家賃や物価の安さというポイントが重視されているのが特徴と まとめられます。
現在、専門家のあいだでも、新型コロナによる自粛、それにともなうテレワークの活用と促進、こういった背景から東京一極集中の流れは変わるとみる人と、さほど変わらないとみる人に分かれています。
仮に東京一極集中の流れは緩和される可能性は認めつつも、流れ自体は変わらないとみるなら、「東京中古ワンルーム」投資は前向きに検討されてもよろしいかと思います。
もちろんランキングに入るような街の駅近物件は、販売価格にして3千万円以上するものもあり、とても手が届かないということがあります。よってその街(駅)に一本でアクセスできる沿線沿いの駅近物件や、同じトレンド(ニーズ)を持つ駅近物件などで探されるのがよろしいかと思います。
参考までに、私が今年に買った一戸目の物件は、都営大江戸線と浅草線が使える「蔵前(くらまえ)」という駅の徒歩1~2分の物件です。23区の中では千代田区や港区のようなもっとも流入が多い区ではありませんが、自分にフィットする物件だったので、良い買い物をしたと満足しています。
「単身者の住みたい街ランキング」
とくに不動産投資に関心がなくても、現在の若者のトレンド(ニーズ)として参考にしていただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事