心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

「資産構築」の要諦

資産構築の要諦は、徹底的な節約・倹約です。これは、どの専門家も言っていることで、非常に重要な資質です。しかし話を進める前に重要なことを抑えます。それは「そもそも資産構築は必要なのか?」ということです。

 

必ずしも資産構築は必要とはいえません。老後のためや将来の備えは貴重な思い出作りを阻む危険性を孕んでいるからです。せっせと貯金をするよりも目の前の何かに消費したほうが、いい感情を受け取れるかもしれません。

 

ですのでここでは将来の備えに粋を感じられる特殊な人向けにお話しをします。やり過ぎはよくありませんが、収入の10%~20%なら消費とのバランスは保てます。

 

資産構築というと大袈裟に聞こえますが、ここでは現状の貯金額から少しずつ右肩上がりに資産を積み増すことを指すことにします。そのための秘訣(要諦)は、間違いなく節約・倹約です。

 

「となりの億万長者」という名著には、「真のお金持ちは贅沢品を拒み、慎ましやかに過ごす人から生まれている」ことを、事細かに説き明かしています。最近流行の「FIRE」も、まずは徹底した節約を実行し、浮いたお金を投資に回すことを要諦としています。

 

大事なことは収入を増やすことは二の次ということ。いくら収入を増やしても、その分だけストレスが生まれ、ストレス解消代につながるなら、収入を増やす前となんら変わりはありません。

 

心理面を無視した額面の追求は、追求前よりも悲惨な未来を招きます。ストレスが増すルートは、手残りが少なくなるだけでなく、ストレスから病気を招くリスクがありますし、なによりいい思い出が作れません。

 

何事もプロセスが思い出がなるわけで、額面が多くても思い出という中身がからっぽでは人生から考え直さなくてはなりません。

 

その点、収入増が見込めなくても、節約を楽しむ思想を育み、貯金をインデックスファンド等で運用すれば、身の丈に合った資産構築が可能になります。私はこのような考え方は非常に賢明だと思います。

 

高速道路をイメージしてください。間隙を縫って進んでも、仮に事故を起こさなかったとしても、せいぜい30分くらいしか早く着きません。その30分のために事故を起こすリスクを取る人を賢明だと思うでしょうか。よほどその30分を追求する理由があれば別ですが、ない人がほとんどでしょう。

 

投資の世界でも同様と思います。一生懸命ファンダメンタルズ分析をし、テクニカルチャート分析もしても、インデックスファンドに勝てる見込みは半分とありません。プロですらそれなら、素人(副業等)ならなおのこといわんやです。

 

私の副業は外回りのアルバイトです。"おつかい"みたいなもので、10時~16時くらいの所用で8千円くらいです。それをかれこれ5年以上続けています。なぜ5年以上も続けられるのか? それは仕事内容が緩いからです。電車を使って移動しますが、すべて私一人の裁量で動けるため、車内で読書ができますし、歩行では音楽が聴けます。実際に私は車内の勉強でFP1級の資格を取りました。

 

それがどこかの会社に拘束されたら、自分の自由時間がまったくありません。そんな状態で日給3万円をもらっても私は嬉しくありませんし、実際やめます。また私の外回りはとにかく動き回るため、運動が兼ねられます。老いは足腰の衰えからと思ってますので、休日はとにかく2万歩は歩きたいところです。

 

話がだいぶそれました。急いで稼ごうとするのではなく、自分の心理面と照らし合わせ、自分の歩みで収入アップを図ること、これが大切です。そのために「ざる」で水を救っては水はたまりません。ざるではなく、穴の開いていない桶で水を救うのです。その立派な桶こそ節約倹約習慣化です。

 

収入アップの前に立派な桶を作る。その桶こそどんな収入でも貯金が可能となる打ち出の小槌。それができたらストレスの量を天秤にかけた収入アップの道を模索する。この流れが「資産構築」の要諦です。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。