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「投資」の要諦

2021年12月に発売になった本に次があります。

大江英樹著「となりの億り人」

 

投資本をある程度お読みの方ならピンとくると思いますが、「となりの億り人」というタイトルは、世界的な名著「となりの億万長者」をもじっています。「日本においても隣に住んでいる人が資産1億円を持っているかもしれませんよ」ということです。

 

実際にデータを用いて「日本においても何人に1人は資産1億円」ということが書かれていますが、本記事の主題はそこではありません。著者の大江さんが投資の神髄を端的にまとめられているので、そこを主題とします。

 

日本でも世界でも、資産家というのは創業経営者がなるものというのが一般的です。しかし資産家とまではいかず、資産1億円ならば、サラリーマンでも到達可能というのが大江さんの主張です。

 

しかしそれは決して簡単なものではありません。どうしたらサラリーマンでも資産1億円に到達できるのか? その答えは「時間と積立投資をセットで味方にする」ことです。サラリーマンが株価に一喜一憂したり、仮想通貨など値動きの激しい対象にバクチを打つことは再現性に欠けるためナンセンスです。

 

「時間と積立投資をセットで味方にする」

 

積立投資は基本、投資信託を対象とします、個別株やETFなどは天引きの形で自動的に積立はできません、都度自分で購入しなければならないため、ここでは投資信託で話を進めます。

 

投資信託でコツコツと積立投資をし、その積立額を徐々に分厚くすること。そして、暴落相場でスポット購入をすること。この2点で資産1億円は到達可能です。

 

もう一度まとめます。

 

  1. 投資信託で毎月(毎日)、ドルコスト平均法で積み立てる
  2. 暴落相場でスポット購入する

 

この2点です。あとは毎月の積立額に応じて資産1億円までに要する時間が変わるだけです。20代から始めて、徐々に積立額を分厚くしたならば、50代で到達できるかもしれません。また投資対象となるファンドのパフォーマンスによっても左右されます。大江さんは特別なファンドの推奨には触れられていませんが、一般的に言われていることに「コア・サテライト投資」があります。コアの部分は世界分散型のインデックスファンドで、サテライトの部分は各種のアクティブファンドでといった形です。

 

もう一つ大事なことがあります。それは「市場に居続けること」です。これはいくつかの有名な投資本に決まって書かれていることです。市場に居続けるというのは、投資信託なら、そのファンドを保有し続けるということ。株式ならその株を保有し続けることを指します。

 

よく考えてみてください。株価も基準価額も下落するときもわからなければ、上昇するときもわかりません。だから時間分散し購入単価を引き下げるわけですが、引き下げて終わりなわけがありません。引き下げてなおかつ上昇を享受させることで、リターンが生まれます。その機会をけっして逃してはならないということです。

 

大江さんの言葉でまとめます。

 

  1. 投下金額を増やすこと
  2. 暴落したときに買い増しをすること
  3. 保有し続けること

 

私はうち、2点目が非常に肝だと思います。常に現金を一定額保有することで、暴落相場でのスポット購入が可能になります。毎月めいっぱい積み立てることも大事ですが、それではリターンの享受を最大化できません。暴落相場で勇気を出して買い足すことで、リターンの最大化が見込めます。

 

これは誰にでもできることではありません。誰にもできないことをするからこそ、リターンが生まれます。リスクをとるからリターンが享受できるのです。そしてこれまでの歴史のなかで、世界のGDPが拡大しつづけるなら、必ず株価や基準価額はもとに戻ります。そして上昇しつづけます。その波に自分の資産を乗せられるかどうかです。

 

「投資」の要諦

 

資産1億円に到達したからといって何かあるわけではありません。資産の多寡はどうでもよく、自分が求める額に到達させるのに、今回の要諦が大事になってくるのでは?ということです。

 

最後に上記3点は、投資額の継続的な捻出を前提とします。きちんと収支管理をし、できたら捻出額を増やせるよう、スキルアップも併行できたらなおよしです。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。