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「流汗悟道」

「流汗悟道(りゅうかんごどう)」という四字熟語があります。意味は「何事も額に汗をかいて成し遂げなければ真実をつかむことはできない」とされています。出典不詳のため、実際に作った人の心はわかりませんが、大方そのような意味合いだと思います。

 

私は常々、「感情に任せることは人間本来の力を見失う」と思っています。例えば朝起きて、"なんだかだるい" とか "なんだか気持ちが乗らない" などの感情です。本当に体調が悪ければ休まくてはなりませんが、"なんだか" 程度であれば「流汗」がその感情を変容してくれます。

 

つまりは作業興奮と言われるものです。「作業興奮」はドイツの心理学者エミール・クレペリンが発見した作用で、「興味のないような作業でも、やっているうちにやる気や集中力が出てくる」というもの。彼はそれを「作業興奮」と名付けました。脳科学的では「何らかの行動で脳の側坐核が刺激を受けることでやる気ホルモンが分泌される」とされています。

 

「悟道(ごどう)」と聞くと仰々しく恐れ多いですが、ここでは「やる気」や「集中」という意味の「作業興奮」と置き替えてください。

 

散歩やジョギング等で本当に汗を流してもいいですし、着手や作業という形でもかまいません、身も心もホットにすることで気持ちが前向きになり、やる気が出ます。その先に集中やゾーンが待ち受け、さらにその先に「悟道」が待ち受けるイメージです。

 

本記事では「流汗悟道」を「作業興奮」と同じ意味合いで扱いますが、その先がやる気だろうと、悟りだろうと、申し上げたいことは「汗を流すこと(着手)」の重要性です。

 

まずもって「流汗(着手)」。私は本当にそう思います。いきなり着手が難しければ、先にあげたようにウォーミングアップで本当に汗を流し、身も心もホットにした勢い(はずみ)で、着手に当たればいいのです。

 

本記事で申し上げたいことは、本当にシンプルです。やる気が欲しいなら、前向きさが欲しいなら、悟り(悟道)が欲しいなら、まずもって「流汗」。まずもって「着手」。流汗や着手が心を変容させます。人間の脳にそのようなメカニズムがプログラミングされているなら、それが真実ということ。ぜひ活用したいものです。

 

また勘違いしていただきたくないのが、体調管理や各種の準備を軽視するわけではないということです。本当は朝起きて、やる気に満ちていた方がいいですし、体調が優れないより優れていた方がいいに決まっています。ですので「休憩後は作業に入りやすいように、休憩はあえて中途半端な状態で取る」などのテクニックは積極的に取り入れるべきと考えます。

 

作業興奮

「流汗悟道」

 

四字熟語ですので、口に出して唱えやすいですし、座右の銘にもしやすいです。よって日頃の意識にも定着しやすいと思います。ぜひ毎日の活動にご活用いただければと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。