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「明確さ」は力

次の本に「明確さは力」という言葉が出てきます。

 

岡崎かつひろ著「1億円の会話術」(2020年4月発売)

 

著者の岡崎さんが出席したあるパーティー会場でのこと。ある成功者とある男性が話をしており、最後に "ありがとうございます。また今後お時間ください" と言って立ち去りました。その成功者は立ち去っていく男性を見ながら岡崎さんにこう言ったそうです。

 

"彼が結果をつくるには、もう少し時間がかかるだろうね"

 

岡崎さんは"なぜですか?"と聞き返すと、成功者は次のように答えたそうです。

 

"最後に「また今度、お時間ください」って言っただろ?また今度、なんていう機会はないんだよ。「明確さは力」という言葉があるけれど、曖昧な言葉を使っていると曖昧な結果を引き寄せ、明確な言葉を使っていると明確な結果を引き寄せる。

 

もし本当にまた会いたいと思うなら、またぜひお会いしたいので、あとで日程の調整でご連絡してよろしいですか?来月のご予定はいかがですか?などと聞かなきゃいけない。少なくとも僕の力を借りたいと思っているなら、次につながるように、その場でアポを取るか、アポ取りの連絡をさせてもらう約束ぐらいはして帰らないと"

 

いかがでしょうか。

 

自己啓発書にはよく書いてある内容です。しかし改めて「曖昧な言葉を使っていると曖昧な結果を引き寄せ、明確な言葉を使っていると明確な結果を引き寄せる」と言われると、身が引き締まる思いがします。

 

「明確さ」とは言いかえれば数値化であり、日付や期限を入れることに他なりません。日頃から数値化したり、日付(期限)を入れるクセを付けておけば、どんなときでも意識せずにできるようになると思います。

 

世の中には数値化せずにざっくり話すことが通常の人もいれば、あいまいなことを嫌い、数値化を求める人もいます。

 

先の成功者のように数値化の習慣グセの有無を自分の相性(価値観)に照らし合わせる人がいる以上、私やあなたが今後誰かの助けを借りたいと思うなら、数値化するクセを付けておくにこしたことはないと言えます。数値化されて困る人や怒る人もいないでしょう。

 

最後に私が日頃思っていることを捕捉します。

 

それは期限を敷くうえで、「プロセス」に期限を敷くことです。

 

例えばわかりやすくダイエットを例にとります。「1か月後に2キロ痩せる」ではおそらく達成は難しいでしょう。そうではなく、最終結果から逆算して次のように考えるのです。

 

「3週間後の何月何日何時何分に、どこで体重計に乗ったときに、何キログラムでいる必要があるのか?」

 

そして、

 2週間後のそれ

1週間後のそれ

3日後のそれ

1日後のそれ

 

と、プロセス地点立体化させ かつ明確化させるのです。すなわちプロセス地点への歩みが最終結果の歩みを決めるわけなので、最終結果までの距離を長くとることはリスクを増大させるだけで、それは結果に対しての責任感が乏しいと言わざるを得えないということです。

 

かなり厳しいことを申しましたが、考え方としてはそうです。

 

課長島耕作を代表作とする漫画家の弘兼憲史さんは、書き上げなければいけないページの隅っこに、ペース配分を可視化させる意味で、仕上がり時刻を毎度(毎日)記入しているそうです。そうすれば、最終時刻までのペース配分と実際が1ページごとに確認でき、軌道修正も小さなうちにできるからです。

 

予定のペース配分と実際の確認を「モニタリング」と表現すると、このモニタリングはなるべく細かくすることが軌道修正への労力を最小限にします。(しかし細かすぎても窮屈ですので、塩梅が大事になります)

 

最終目標を敷くことはよく言われますが、それだけでは正直モチベーションとしては弱いです。ぜひ数値化、期限化(日付を入れる)、そしてプロセス地点における"それ"も織り交ぜることで、あなたの目標達成は よりリアルなものへと変貌を遂げます。

 

「明確さは力」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。