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回数と頻度で割る技術

本日は「回数と頻度で割る技術」をお届けします。これはただの算数の話しかもしれませんが、日常の買い物にとても使える考えのためぜひ参考にしていただきたいと思います。

 

まず具体的な事例です。

 

もう20年以上前に流行った映画ですが、「タイタニック」をあなたが好きだったとします。その「タイタニック」をもう一度観たい、または今後も定期的に観たいと思ったとして、どういう行動に出ますか?

 

ここではサブスクなど、現在利用しているサービスは置いておきます。単純に都度レンタルをして観るか、それともDVDを購入するかの2択で考えます。

 

レンタル料金は1回に100円。DVDの販売価格は300円だったとして、あなたはどちらを選びますか? 算数ですが、今後3回観るならどちらも同じ価格です。3回以上観るならDVDを購入した方が安くなります。

 

いっけんシンプルですが、ほとんどの方はそのような算数はしません。おそらく安いというだけで100円の方に飛びつくか、返却等が面倒くさいために300円で購入するかのどちらかだと思います。つまり「1回あたりの価格」という割り算は思考の中に入らないということです。

 

しかし「1回あたりの価格」を念頭に置けば、意外に判断は簡単になります。例えばスーツを買う場合に、年に2回しか着ないなら、1着1万円のスーツで「1回あたり5000円」です。年に6回着るなら1着3万円で「1回あたり5000円」です。

 

頻度が多ければ多いほど、「1回あたりの価格」は下がります。先のスーツの例でいえば、年に6回着るのに1着1万円のスーツにすれば「1回あたり1600円~1700円」に下げられると思われるかもしれません。また購入価格が安ければ安いほど、結局頻度で割っても安くなるだけなのだから、販売価格だけで決めればシンプルではないか、と思うかもしれません。

 

おっしゃるとおりです。しかし気分気持ちはどうでしょう?安くていいならそれでいいです。しかし"1着3万円のスーツのほうが丈夫で見た目もいい"と思ったなら、3万円という表面的な価格に惑わされず、頻度や回数で割って「1回あたりの価格」を算出するクセをもてば、違った見方ができます。

 

1着3万円のスーツのほうが自信が持てたり、回りの目からもイケてると思われるなら、それはそれで違う意味で元は取れます。もしかしたら3万円のスーツだから商談がうまくいくというケースもあるかもしれません。人は見た目で判断することもあるからです。

 

本日はいたって単純な話ですが、私的にとても重要な考え方だと思っています。私は算数の中でもこの割り算を仕事でもよく用い、1日頑張ったことに惑わされず、常に1日平均で評価します。人も自分も・・です。そうすれば安定感やグロス(トータル)での成果もわかりやすく、見た目に騙されず、本質を読み取れます。そういう意味では、本記事は広義で「割り算のススメ」と題してもいいかもしれません。

 

「回数と頻度で割る技術」

 

ぜひ仕事にお買い物に有効活用してみてください。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。