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北極星に向かっての「かわし」

私はよく投資になぞらえて考えます。「人生も投資と同じように一直線に右肩上がりに成長することはないんだな」とか、「ずっと低迷したままの株価のような人もいる一方、急に上がる人もいるんだな」とかです。

 

本日も少し投資を用いて話を始めます。まず投資というのは下落幅をできる限り抑えた方がいいと言われます。トレーダーでも損切りをできる限り早くすることが何より大事と言われます。なぜでしょう? 傷を浅くするためです。当たり前ですが、傷が深ければ、治る時間もその分だけかかります。はて、傷を深くしていいことはあるでしょうか?もしかしたら傷跡が残るだけでなく、治療をしても治らないかもしれません。

 

そうです、できる限り傷を最小限にすることが、傷を治してからの上昇幅を最大化できます。投資もまさにそれで、3%の下落からの10%の上昇と、10%下落してからの10%の上昇では、前者は約7%に対し、後者は約0%です。

 

私は、私たちのメンタリティも同様と考えます。できる限りストレスを感じない方が良く、そのためには表題の「他社からの攻撃をかわす」ことが重要で、そのためには北極星に向かう姿勢が必要になります。

 

まず、自分だけの「なりたい自分」、それが北極星で、その北極星を見つめながら、そのために目の前のストレスをかわします。ボクシング等の格闘技をイメージしてください。相手のパンチをかわしつつ、相手にパンチを繰り出す感じで、自分の北極星にパンチを繰り出すのです。

 

相手は相手で何かしらの攻撃をしているかもしれません。しかし相手にしないだけの自分を、どれだけ北極星と自分との関係につくれるかです。ときどき自己啓発や心理学の本に「人間関係がへたくそな人は、自分との関係がへたくそなのだ」といったことが書かれてありますが、それと同じです。自分との勝負なのです。実は相手ではなく自分だったのです。

 

しかし相手の攻撃が止まらない場合は、それはそれで面倒です。腹も立つでしょう。その際は、どれだけ冷静に話ができるかが大事になってきて、ここで感情的に怒れば、関係は終わるか、揚げ足をとられるかのどちらかです。いいことはありません。そうではなく、個室に呼んで冷静に論理的に話すのです。相手からして一番怖いのは、冷静かつ論理的に詰め寄られることなのです。

 

たとえば「みんなの前で大声を出すのは、パワハラに当たると思いますので、今後は止めてもらえますか?」とか、「もう少し細かく指示を出していただけると助かります。」など、何でもいいので、自分に非がないように自分の心情を述べるのです。もし第三者が入って解決を図ることになっても、自分に非がなければ有利に事を運べます。しかし感情的になったり怒号を浴びせたりなんかしたら、「言い方」にフォーカスされて減点扱いされかねません。実はいつも冷静に、かつ言いたいことを的確に言う人が一番怖く、それでいてなぜか一番信頼を獲得できるのです。

 

自分の北極星は、一つだけにとどまりません。何個ももっていいのです。肉体面、精神面、金銭面、人間関係面、趣味面、家族面・・・、どんなジャンルでもけっこうです。どうでもいい人に気持ちを左右されて、自分の北極星にパンチを繰り出せなくなるほど損失なことはありません。一番の損失は北極星を見失うことから始まります。北極星を見失いさえしなければ、目の前のどうでもいいこと(人)はかわさなければ損と思えます。そうです、かわすのです。よけるのです。

 

歩道を歩いていて、対向から肩をいからせて「ぜったいに道を譲らんぞ」とばかりに真ん中を歩かれたら、そっこうよけるのです。「どうぞお通りください」と逆に譲るのです。なぜなら(その人など)どうでもいいからです。自分は目的地に向かうことが先決で、さらに目的地の向こう側が気になるからです。それだけ自分の人生という名の時間は有限で刻一刻となくなるもの。もう少しその貴重さに目を向けなければいけません。

 

逆に道を譲ることは、ある意味偉いことで、見る人からすれば尊敬されます。尊敬されればどうなのか? 人望を手に入れられ、自分の北極星のための手助けをしてくれるかもしれません。結局人を包み込めるかどうかは、性格の問題もないわけではありませんが、メインは北極星と自分との関係にあるのです。だから「夢をもて」とか「目標をもて」など言われるのです。そうしないとどうでもいいことに振り回されるからです。そして多数の大人はその類に埋もれています。

 

ぜひ私たちはその他大勢の「振り回される人」から卒業しましょう。自分を生き、自分の人生を悔いなきものにしましょう。そのためには、今日を悔いなきものにしましょう。用意されるのは、50年後も100年後も「今日」だけなのですから。

 

北極星に向かっての「かわし」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。