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「腸内環境」と睡眠の質

「健康」を語るうえで、腸内環境を整えることはほぼ必須といっていいほど、腸内環境と健康の関係性は知られるところとなりました。あなたもご存じだと思います。

 

しかし腸内環境と「睡眠」の関係はあまり知られてはいないのではないでしょうか。本日はそれをテーマとします。

 

腸内環境と「睡眠」の関係性を調べる実験は、特に最近、各所で行われているそうです。コロラド大学の実験では、プロバイオティクスという食物繊維の一種が腸内細菌に影響を与えることで、睡眠の質を向上させたりストレスを回復させたりすることがわかりました。

 

日本では慶應大学筑波大学の研究チームが、マウスの腸内細菌を除去すると睡眠の質が低下することを突き止め、腸内細菌などの腸内環境と脳機能は互いに影響しあっている可能性があるという研究結果を発表しました。もう少し見てみましょう。

 

この研究は、抗生物質によって腸内細菌が無くなったマウスと正常なマウスを比較し、結果、腸内細菌が無いマウスは、精神を安定させる役割のセロトニンが枯渇し、神経伝達を抑える役割を持つグリシンやGABAが増えました。そして夜の活動が増え、昼に眠気が増すといった昼と夜のメリハリが少ない状態となりました。

 

この実験により、腸内細菌は睡眠の質に直接に影響することが確認されました。睡眠の質を向上したければ、腸内環境を整えればいいという図式です。ではどうしたら腸内環境は整うのでしょうか?

下の記事では「和食」を中心とした食生活を送ることが推奨されています。腸内環境を整えるには、腸内細菌を善玉菌が多い状態にする必要があり、和食には善玉菌を増やす効果のある食材が豊富に含まれているためです。具体的に見てみましょう。

 

和食によく使われる漬物、味噌、納豆などは発酵食品と呼ばれ、善玉菌を多く含みます。また和食には食物繊維が豊富なメニューが多く、食物繊維は善玉菌のエサになります。その点ヨーグルトやキムチは和食ではありませんが、発酵食品で善玉菌を多く含むためお勧めです。

 

睡眠の質を上げる方法と聞くと、「朝日を浴びてセロトニンを分泌させる」とか「朝食にみそ汁(トリプトファン)を飲み、夜のメラトニンの量を増やす」とか、「就寝2時間前に入浴する」とか、「就寝前はブルーライト浴びないようにする」など、「腸内環境を整える」ことはあまり言われてきませんでした。

 

上記のような睡眠環境を準備することはもちろん大切ですが、それに加え、健康のためのみならず、「睡眠」のためと、発酵食品や食物繊維の多い食品を日頃から取り入れることも同様に大切です。

 

また睡眠環境を整えても睡眠の質に影響を感じられなかった人は、実は腸内環境が整っていないことが原因かもしれませんので、これまで以上に発酵食品と食物繊維が豊富な食品を摂取されれば改善できるかもしれません。

 

「腸内環境」と睡眠の質

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

do-gen.jp