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「匂い」で脳を書き換える!

次の記事では、アンヘルシーな食欲をヘルシーな食欲に変換するために「匂い」を用いた実験が紹介されています。

www.womenshealthmag.com

 

フロリダ大学の科学者達が、あらゆる年齢の被験者にヘルシーフード(イチゴやリンゴ)とアンヘルシーフード(クッキーやピザ)などの匂いをさまざまな期間にわたって嗅いでもらう一連のテストを実施しました。

 

被験者の学生にはカフェテリアから匂いを流し、他の人達にはスーパーマーケットで同様の実験を行いました。その結果、場所は関係なく、クッキーの匂いを30秒以内嗅いだ被験者は、クッキーを食べずにはいられなくなることがわかりました。しかし匂いが2分以上続くと、被験者達は代わりにイチゴを選ぶようになったといいます。ピザの匂いを嗅いでもらったときも同様の結果でした。

 

そして匂いが長く続けば続くほど、被験者はリンゴを欲しがりました。これらの研究結果は実験室で同様のテストを行った時にも確認されたそうです。

 

本研究の筆頭著者であるディパヤン・ビスワ氏は言います。

「周囲に漂う匂いはアンヘルシーな食べ物への欲求を抑える強力なツールです」

 

「基本的に脳内の報酬系や渇望を表す領域が、健康的でない食品の味覚的な摂取ではなく、嗅覚的なインプットで満たされれば、食の衝動に対抗するのに役立ちます」

 

これはいったいどういうことでしょうか?

 

一言でいえば「アンヘルシーな食べ物の匂いを2分以上嗅げば、それへの食欲は満たされ、今度はヘルシーな食べ物への食欲を求めるようになる」ということでしょうか。

 

私はこの記事を読んだときに、アンガーマネジメントを思い出しました。「怒りの感情を覚えたら、まずは10数えよ」とか、「6秒待て」などです。アンヘルシーな食べ物への欲求も「まずは2分間匂いを嗅げ」ということです。

 

私はまだ自分で行ったわけではありませんが、これはなんとなくわかります。欲求も衝動も、時間を置けば比較的冷静になれます。匂いも2分以上嗅げば、もう満足し、次の本来の目的(欲求)に移りたくなるのかもしれません。

 

記事ではアンヘルシーな食べ物(クッキー)の匂いを嗅げば嗅ぐほど、「リンゴ」を求めるようになった書かれています。つまりは人間は本来、ヘルシーな食べ物を求めるようにプログラミングされており、冷静になればその感覚がもたげてくるということかもしれません。

 

「クッキーなどアンヘルシーな食べ物の匂いはあまりにも強く、本来のヘルシーな感覚を2分以内はかき消すが、徐々にその強さは弱まり、同時に本来(ヘルシー)の感覚を取り戻す」といった感じです。

 

記事の冒頭には「万人に当てはまるわけではないので要注意」と喚起されていますが、あながち効果がないようにも思いません。私たちはブルーライトを浴びたりカフェインを摂取すれば、眠気が阻害されるように、外部の環境や食事の取り入れ方で脳の中身(回路)は書き換わります。匂いも立派な外部環境で、嗅覚から脳の中身(回路)は形成できます。匂いで食欲が満たされるのか、ただ冷静さを取り戻すのか、その両方なのか、詳細はよくわかりませんが、匂いを通して良習慣の形成を試みてみるのも新たなアプローチとして有効ではないでしょうか。

 

「匂い」で脳を書き換える!

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

www.womenshealthmag.com