心の戦士!~心が前向きになる言葉~

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「タイムラグ」があなたを救う

いいことも悪いことも「タイムラグ」を考えることが賢明な生き方を可能とします。「タイムラグ」と似た考えに「時間割引率」があります。「時間割引率」は長期目線で損得を考えられるかどうかが問われますが、「タイムラグ」もほぼ同じ意味合いです。

 

例えば健康に悪い食事を摂り続けても、今日や明日に具合が悪くなることは稀です。運動不足も同様です。しかし確実に不健康をもたらし、どこかで数値となってあらわれ、あらわれたときには「時すでに遅し」の場合もあります。

 

ここまではご理解いただけると思います。

 

この考え方を応用し、いいことがあったときは「過去にいい種を蒔いたため」と思い、悪いことがあったときは「過去に悪い種を蒔いたため」と思えば、その出来事の受け止め方も変わってくると思います。私は輪廻転生を信じるわけではありませんが、都合よく信じたりします。それが「カルマ」です。

 

因果関係がさっぱりわからない「悪い出来事」に遭遇したとき、前世まで引き合いに出し「きっと誰かに迷惑かけたことが、今になって自分に降りかかってるんだ」と思うのです。これは本当に効きます。前世まで遡らなくても、幼少の頃でも学生の頃でもかまいません。人は生きてるだけで迷惑をかける生き物です、ちょっとした冗談で周りを沸かしても、実は傷ついた人がいるなんてざらなこと。そう思い、いつなんどきも意識的には人を喜ばすようにつとめ、悪いことが起こったときは真摯に受け止める、それがいい加減な生き方です(いい加減は、いい意味で使っています)

 

 

あなたはこんな言葉をご存じでしょうか?

 

「お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いだ」

byナポレオン・ボナパルト(革命期のフランスの軍人)

 

まさにタイムラグを説く言葉です。「禍(わざわい)」を「福(ふく)」と言い換えても通用します。そうです、私たちが瞬時に受ける吉凶は吉凶の一部です。おおいなる吉凶は長期で発揮されます。「あのとき言い返さなくてよかった」という体験は誰もがお持ちのはず。しかし言い返してしまう人もたくさんいて、そういう人の中の何割かはそれによって人生を狂わせます。

 

いつも「タイムラグ」を意識して、いい種を自分に蒔く、世間に蒔く。それが大事。まずは手始めに夜更かしを止めて、22時に就寝してみてください。朝の目覚めは格段に良くなります。今が19時でしたら、明日の7時まで12時間あります。12時間のタイムラグを思い、快楽を先延ばしにするのです。そうやって手近のタイムラグをモノにすれば、いろいろなところでタイムラグを発揮できます。発揮とは一時の我慢を引き換えに、我慢した分だけの未来がつかめるという意味です。それを金銭的に何年も地で行ったのが「FIRE」でしょう。(FIREとは早期に経済的自立を果たすこと)

 

一時の我慢は未来の自分を救うため。逆を言えば一時の我慢がなければ未来はその分だけ失われます。目先のカップラーメンは正直添加物だらけで、その添加物を摂取すれば、また食べたい衝動に駆られます。そうやって我慢ができない自分が上書きされ、未来を失っていきます。この負の連鎖を今断ち切りましょう。また過去の報いは堂々と受けましょう。その「受け」はカルマの解消です。解消できたのだからチャラです。過去は過去。もうその報いをどうすることもできません。しかし未来にまで報いをもたらすことはありません。その未来を変えられるのは今だけで、その今を的確に捉えるにはこの世の現象は「タイムラグ」が働いているという理解をすることです。

 

「タイムラグ」があなたを救う

 

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「雀鬼流」生き方の極意

麻雀を通して人間学を育成する「雀鬼会」という団体があります。会長は桜井章一さんという方で、裏プロの世界で20年間無敗という金字塔を打ち立てたことで有名です。裏プロというのは麻雀の代打ち業のことで、政治家などの権力者に代わって麻雀を代打ちします。負ければ信用を汚し、勝てば信用を得(え)、次の代打ちの依頼も来るといった感じです。

 

桜井さんは根っから麻雀が強く、とにかく強い打ち手と相対したいのが先に出ました。ドラゴンボールでいう孫悟空です。とにかく強い相手と勝負したい、そんな一心で裏プロに入り、次々と打ち負かすわけですが、その背後に居座る権力者の汚さや負け手の家族の崩壊などを目にし、代打ち業に嫌気がさします。それから麻雀から汚さを排除した麻雀道を追求すべく雀鬼会を開いたとされます。(すべて書籍を読んだ私の理解です)

 

本日はそんな桜井さんの生き方の特徴を紹介します。紹介することで今までと違った価値観が得られ、どこか生きあぐねた"もやもや"が氷解するかもしれません。

 

「単細胞や下等動物たれ!」

 

世の中の複雑さに惑わされてはいけません。複雑なことは糸でいう複雑に絡み合った状態で、どこからほどけばいいかわからなくなります。糸口が見つかってからも、いちいちほどくのが面倒くさいです。だったら最初からシンプルな結び目にしておけばいいのです、しかしそれができない、なぜか? 複雑なことが高等と思っているからです。

 

難しい計算式を解ける人ほど頭がいいとされ、細かいことまで知っていることがインテリと持ち上げられます。しかし小さい頃から鬼ごっこやかくれんぼで楽んだように、本当の遊びはシンプルさからきます。みんなでワイワイ楽しいのはシンプルな話題だからこそで、小難しい話題で楽しめる人はごくごく限られます。

 

複雑ゆえに楽しめない対象に投資が上げられます。いくらファンダメンタルズ分析をしようと、経済は複雑な要素がいくつも重なって事象にあらわれます。偶然の出会いを予想できる人がいないように、投資も複雑な経済を予想できるわけがありません。だからシンプルに経済成長の波に乗るインデックス投資が堅実なのです。人口増加が見込める以上、人口増加に比例して経済の規模が膨らむことは歴史が証明済。が、それすらも外れる可能性はあります、なのに個別株に張る投資家は博打に近いと思います。しかし損切り早く、自己責任でやる分には、うまくいく可能性もあるため、そこはお任せします。

 

シンプルに自然からいただく恵みを手に、気の赴くままに楽しめばいい、雀鬼流はそう教えます。人と人とが直接触れ合う心の通いを大切に、ただ取っ組み合ったり海で遊んだり野球をするだけですべてOK。下手な駆け引きや損得は抜きに、ただ単純に真剣に遊ぶのみ。そんな生き方が雀鬼流です。

 

世の大衆が情報をとにかく詰め込み損得勘定で何かをゲットする、そんな生き方が主流になりつつあるなか、すでに自然からもらっている生命を大切に、自然と一体となるべく、山や海とたわむれます。もう何もゲットしなくても自然とたわむれればそれでいいじゃないか、そういうことです。

 

友達も多くなくていい、華やかや賑やかでなくていい、親友も恋人もいなくていい、お金も最低限でいい、ただ命尊く一人の人間として自然に感謝し、今あるものに感謝する、そんな生き方です。

 

上を向くのに疲れたあなたへ。単細胞で下等動物でいいのです。「~すべき」から離れ、心を開放し、自然のもと、心を洗いましょう。きっと生命が喜ぶはずです。

 

雀鬼流生き方の極意」

 

単細胞や下等動物たれ!

 

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▢▢だけが人生だ

「さよならだけが人生だ」という言葉は有名です。書物を紐解けばあらゆるところで引用されていて、誰もが納得もさせられます。それにちなみ本日は別の言葉で人生を語りたいと思います。

 

私の答えから言うと「挑戦だけが人生だ」です。

 

赤ちゃんから社会人になるまで、または社会人になりたてから40歳くらいまでは、「挑戦」という二文字を使わなくても、それなりに有意義な人生が過ごせると思います。しかし40歳以降、50歳以降はそうはいきません、なぜなら刺激がなくなるからです。海でいえば波風が立たなくなるからです。

 

どういうことか?

 

脳科学の世界でよく言われることですが、幼少の頃は何もかも新鮮で時間の進み方が遅く感じられるのに対し、大人になるにつれ、新鮮なことが減ってくるため時間の進み方が早くなるという話です。お説ごもっともです。歳を重ねるたびに1年の中で経験するものの対象がすでに経験済という量が増えるため、それが時間の進み方を早く感じさせます。ならば新しい経験を増やす以外に充実感を感じる術はないと思い、それを「挑戦」と表しました。

 

しかし大袈裟に考えてはいけません。私も凡人中の凡人です。毎日の習慣を継続するだけでも「挑戦」と位置付け、新しい場所に出かけることも、新しいコーヒーを飲むこともすべて挑戦に込みです。これは本当にそうです。紅茶の種類を変えたり、ランニングで走るペースを変えたりすることも自分から「変化」を取りに行った証

。そういった小さな取り組みに感動を覚え、満足をもたらすことが「挑戦」の継続を可能とします。大事なことは人に誇ったりPRすることを前提としないこと。なぜなら周りの人以外に人はごまんといて、あなたの小さな変化を称賛してくれる人は全国を探せばいくらでもいるからです。もっと言えばだれ一人の称賛も要りません。自分がちょっとした驚きを得られればそれでOK,すべて完結です。

 

周りが称賛してくれても自分がイマイチだったらその挑戦はイマイチです。それを考えれば自分を基準に考えることが本質と分かります。年々経験済の対象が増えていくため、自ら波風を立てるべく、小さな取り組みを大事に、体が温まってきたら挑戦のレベルを上げたらよろしいかと思います。

 

私も「人からしたらたいしたことがないこと」を、着々とこなしています。部屋の断捨離もその一つで、それでもいいのです、自分にとっては「なりたい自分」を見失ってはいないので、一つの実行を「手応え」に、自分軸で「挑戦だけが人生だ」を地で行きたいと思います。

 

「挑戦だけが人生だ」

 

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「魅力」とは?

あなたにとって「魅力的な人」とはどんな人でしょうか?私は「挑戦している人」と答えます。当ブログでも何度とそれっぽいことを申してきましたが、今回はあらためてそのテーマで語りたいと思います。

 

例えば3年ぶりにあった友人が、3年前とは違った規模で副業をやっていたケース。3年前は物販で月に3万円を稼ぐのがせいぜいでした。それが3年後の今は、月に15万円を稼いでいると言います。理由を聞くと「売れるコツがわかったから」と言い、「近々外注も考えている」と。外注したらどうなるかを聞くと「自分の手が空いた分、コンテンツ作りをし、コンテンツ販売を考えている」と言います。

 

あくまで仮のケースですが、もし私がその話を聞いたらその人を私は魅力的に感じます。物販はどうでもいいのです、3年間も副業に取り組み続け、なおかつ未来への道筋を付けている、その前向きさと可能性に刺激を受けるのです。

 

別のケースも考えてみます。5年ぶりに会った友人です。5年前はライザップでダイエットを始めたと言っていましたが、5年後の今はダイエットだけでなく、禁煙にもチャレンジしていると。禁煙は1年前から始め、3回失敗し、それでもあきらめず4回目の途上にいると言います。

 

こちらもまた刺激的です。ダイエットを継続していることもすごいですが、禁煙も失敗しながらも続けているところに前向きさと可能性を感じます。

 

次のケースはどうでしょう。

 

3年ぶりに会った友人で、3年前は〇〇というアイドルグループにハマっていると言い、3年後の今は▢▢というアイドルグループにハマっていると。また3年前はコロナ禍で仕事がなくなるかもしれないと心配し、3年後の今は案の定仕事がなくなり、別の仕事に就いたと言います。しかし今の仕事もイマイチみたいで、別の仕事を模索しているとも。

 

このケースは微妙です。アイドルグループへの関心度は魅力とは関係なく、仕事の転職もよほどのチャレンジでない限り、魅力とは関係ありません。つまり趣味・嗜好が変わることが魅力ではなく、「なりたい自分」に向かって何かを踏み出しているか、そして継続しているか、努力し迷っているか、などがポイントです。

 

5年前から婚活を続けている人が、いまだご縁がない場合、私はその人に一縷の魅力を感じます。それは「ふつうはあきらめる人が多い」からです。それでも結婚後の自分を目指して行動をし続けている姿はふつうに立派です。

 

ダイエットもしかりです。5年前からさまざまなダイエットを試すも、どれもしっくりこず、ぜんぜん痩せていない、それでもダイエットそのものは諦めていない、そんなケースもある種 立派です。ただし、「創意工夫のなさ」は課題です。課題はあるものの、「そんな目標立ててたっけ?」と完全に過去のものとしている人よりは刺激を受けます。

 

「魅力」とは?

 

なりたい自分に向かって、今の自分を変えようとする、その七転八倒ぶりが私にとっての「魅力」です。誰でも始めからうまくいくケースは珍しいです、それなら失敗つづきでもあきらめないこと、そしてなんとか創意工夫を凝らすこと、それが魅力です。

 

またうまくいっているケースも同様です。うまくいってもやがてうまくいかなくなることがほとんどで、やはりそんなときも「日に新たに」でトライアンドエラーを続けます。先の物販の例では、外注がうまくいかなくなる場合もあれば、コンテンツがうまく作成できないこともあります。

 

うまくいこうがいこまいが、常になりたい自分に向かい続ける姿勢、それが私にとっての「魅力」です。

 

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お金も時間も「先取り」が命

あなたは「先取り貯金」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。おそらく1回はあると思います。人の意思は有限ですから、仕事やさまざまなことにエネルギーを使い、最終的な手残りまでコントロールするエネルギーはなくなってしまうというのが実際です。その対策の筆頭が「先取り貯金」です。

 

では「時間」はどうか?

 

実は時間も同様の性質をもち、自分の時間は先取りしなければ、雑多な誘惑に流されてしまうというのが実際です。もちろん人の意志の強さはまちまちですから、きちんと都合よく調整できる人もいますが、大方は難しいでしょう。

 

例えば英語の勉強を始めるとして、「いつ、どこで、何分間」英語の勉強をするかをあらかじめ設定しないと、逆にいつやるんだ!?ということになります。設定しても「ま、いいか」とやらない理由を並べ立て終わるのがオチなのに・・です。

 

本日申し上げたいのは、お金も時間も管理体制として、「先取り」が王道で必須という話です。この両者は本当に似ています。お金の管理が上手な人は時間の管理も上手です。その逆も真です。ぜったいというわけではありませんが、使い分ける方が難しいと思います。

 

では最後にどうしたら時間を先取りできるかを考えます。それは既存の習慣への紐づけです。今ある習慣に新しい取り組みをセットするのです。例えば通勤の車内で英単語を10個覚えるとか、寝る前の10分間にベッドで英単語を10個覚えて、寝起きにその10個を復習するといった具合です。無理して新しい時間を捻出する前に、まずは既存の習慣へのセッティングが重要です。

 

既存の習慣へのセッティングが奏功し、ある程度英語が身近になってきたら、そこで初めて新しい時間の捻出も考えていいと思います。例えば朝30分早く起きて、シャワーを浴びる前に、30分間を英単語を30個覚えるようにするといった感じです。

 

大事なことなのでもう一度申しあげます。お金が先取りなら時間も先取りです。先取りしないと確保は不可能と思って過言でなく、最初の確保は既存の習慣へのセットが現実的です。ぜひ新しい小さな取り組みを、既存の習慣に助けてもらい試していただきたく思います。

 

お金も時間も「先取り」が命

 

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東大生が語る「やる気スイッチ」の場所(環境設定)

本日は第二弾です。

 

さっそく本題です。

 

ある東大生はアロマを活用し、集中力を要するときは○○、リラックスするときは▢▢、それ以外の時間は△△と、それぞれの香りを使い分けたそうです。アロマ検定という検定があるくらいですから、嗅覚を刺激し気分を変える術は一定の効果があると私も思います。

 

別のある東大生は、青色を集中力に活用したみたいです。カーテンの色、ドアノブ、ベッドや布団、壁紙など、ありとあらゆるものを青色に統一することで精神の統一を図りました。

 

別のある東大生は、チョコレート菓子「アルフォート」を活用し、「ここまでやったらアルフォート一つ」と、目先の短期目標にやる気を煥発したそうです。糖分は頭脳のエネルギーになりますから、勉強に集中するときのエネルギーの担保には有効です。(ただし摂り過ぎには注意が必要です)

 

3名の東大生を見ていただきましたが、いかがでしょうか。

 

3名以外にも環境設定の絡みはありますが、本稿での紹介はここまでとします。ちなみにあなたは「場所法」という言葉をご存じでしょうか。この「場所法」は同書では紹介されていませんでしたが、受験勉強や資格の勉強など、勉強全般では一般的によく使われます。

 

内容は単純です。場所が記憶に好影響を及ぼすという作用です。たとえば家の中で社会の年号を覚えるとします。玄関で○○、キッチンで▢▢、ドアを開けるところで△△、居間で◇◇、寝室で☆☆など、場所と記憶したい対象をセットにします。そうすると普段見慣れた風景に対象がセットになるため、記憶の定着も思い出しやすさも捗ります。

 

また気分転換という作用も見逃せません。これは先ほどの例と変わりますが、午前中は図書館で、昼食はレストランで、午後から夕方はカフェで、夕方は公園で、夜はファミレスでといった具合にコロコロ場所を変えるわけです。気分転換や心機一転になりますし、それぞれの場所で覚えたことがこれまたセットで記憶されるため思い出しやすさも捗ります。

 

運がいい人や成績がいい人、精神衛生がいい人は、たいてい環境の配備に優れます。意志の力に頼るのではなく、意志の力を使わなくてもやる気が出る環境設定の配備に関心が高いのです。こちらも同書を読み直し、前回と同様、これまでわかっていたこととはいえ、再確認させてもらいました。

 

 東大生が語る「やる気スイッチ」の場所(環境設定)

 

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東大生が語る「やる気スイッチ」の場所(具体的なイメージ)

本日は「東大生が語るやる気スイッチの場所(具体的なイメージ)」をお届けします。題材は岡田真波さんの著書『東大生だけが知っている「やる気スイッチ」の魔法』の引用です。

 

この本は2012年に発売され、当時はかなり売れた本と記憶しています。最近私は断捨離をしているため、捨てる前にもう一度中身をチェックしようと読んだところ、興味深い箇所が何点か出てきたため、本日はそれをシェアします。

 

まず同書の構成ですが、東大生である著者が心理学への興味から「東大に合格できる人とできない人とで何が違うのか」について洞察し、その中で「やる気スイッチ」の有無にあるのでは・・と推測しインタビューを開始。その結果、「やっぱりあった!」ということで、その中身をそれぞれの東大生に語ってもらったものになります。

 

しかし中身は完璧に十人十色というわけではなく、似たような話もいくつかあります。その一つが「具体的なイメージ」です。ある東大生は「東大に合格し、幸せなキャンパスライフを送っている風景」をイメージしたのではなく、ただ赤門をくぐっている自分を想像したとのこと。なぜなら赤門をくぐっている自分ならそれなりにイメージできるが、合格後のキャンパスライフは可能性がありすぎて、また情報が薄すぎて鮮明に描けないからとのことです。

 

また別の東大生は浪人中に、現役で合格した東大生の友人からリアルなキャンパスライフを積極的に聞き、その友人と自分を重ねるようにイメージし、自分も一日でも早くその世界に行きたいと切に願い、その願望がやる気のスイッチになったそうです。

 

また別の東大生は入学後の話になりますが、ミーハー心を活用し、クリスティアーノ・ロナウドに直接インタビューしたアナウンサーを羨ましく思い、「なら私も・・」とポルトガル語に近いスペイン語の勉強に励まれたそうです。ミーハー心の活用というのは、聞こえのいい目標ではなく、どちらかといえば特定の誰かにモテたいとか、特定の誰かのようにスタイルが良くなりたいなど、ロールモデルが特定されていて、その人を目指している状態をいいます。(私なりの理解ですが)

 

また別の東大生はウルトラマンに憧れていて、くじけそうになった自分を「ウルトラマンならくじけないはず」と思い、自分をウルトラマンに見立てて、くじけない自分を創ったそうです。

 

つまりは「やる気のスイッチ」というのは、モチベーションが下がったときや落ち込んだとき、緊張したときなどに前向きに気持ちを持ち直してくれるスイッチと言い換えられます。もともと頭のいい素地はあるのでしょうが、それだけで合格できるほど偏差値は低くありません。IQが高くても不合格になった受験生はごまんといます。ということは、いかにコンスタントに勉強を続けられるかの「心」の持ち方が重要で、それを制することがまずもっての必須条件と言えるでしょう。そのあとがテクニックや対策です。

 

東大生が語る「やる気のスイッチ」の場所(具体的なイメージ)

 

ありきたりな内容だったかもしれませんが、改めて漠然としたイメージ、あいまいなイメージはやる気に届かないことが再確認できました。誰にも話さなくていいので、自分だけは正直な気持ちを大事にし、それをもとに今日を前向きに生きることが大切です。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。