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「雀鬼流」生き方の極意

麻雀を通して人間学を育成する「雀鬼会」という団体があります。会長は桜井章一さんという方で、裏プロの世界で20年間無敗という金字塔を打ち立てたことで有名です。裏プロというのは麻雀の代打ち業のことで、政治家などの権力者に代わって麻雀を代打ちします。負ければ信用を汚し、勝てば信用を得(え)、次の代打ちの依頼も来るといった感じです。

 

桜井さんは根っから麻雀が強く、とにかく強い打ち手と相対したいのが先に出ました。ドラゴンボールでいう孫悟空です。とにかく強い相手と勝負したい、そんな一心で裏プロに入り、次々と打ち負かすわけですが、その背後に居座る権力者の汚さや負け手の家族の崩壊などを目にし、代打ち業に嫌気がさします。それから麻雀から汚さを排除した麻雀道を追求すべく雀鬼会を開いたとされます。(すべて書籍を読んだ私の理解です)

 

本日はそんな桜井さんの生き方の特徴を紹介します。紹介することで今までと違った価値観が得られ、どこか生きあぐねた"もやもや"が氷解するかもしれません。

 

「単細胞や下等動物たれ!」

 

世の中の複雑さに惑わされてはいけません。複雑なことは糸でいう複雑に絡み合った状態で、どこからほどけばいいかわからなくなります。糸口が見つかってからも、いちいちほどくのが面倒くさいです。だったら最初からシンプルな結び目にしておけばいいのです、しかしそれができない、なぜか? 複雑なことが高等と思っているからです。

 

難しい計算式を解ける人ほど頭がいいとされ、細かいことまで知っていることがインテリと持ち上げられます。しかし小さい頃から鬼ごっこやかくれんぼで楽んだように、本当の遊びはシンプルさからきます。みんなでワイワイ楽しいのはシンプルな話題だからこそで、小難しい話題で楽しめる人はごくごく限られます。

 

複雑ゆえに楽しめない対象に投資が上げられます。いくらファンダメンタルズ分析をしようと、経済は複雑な要素がいくつも重なって事象にあらわれます。偶然の出会いを予想できる人がいないように、投資も複雑な経済を予想できるわけがありません。だからシンプルに経済成長の波に乗るインデックス投資が堅実なのです。人口増加が見込める以上、人口増加に比例して経済の規模が膨らむことは歴史が証明済。が、それすらも外れる可能性はあります、なのに個別株に張る投資家は博打に近いと思います。しかし損切り早く、自己責任でやる分には、うまくいく可能性もあるため、そこはお任せします。

 

シンプルに自然からいただく恵みを手に、気の赴くままに楽しめばいい、雀鬼流はそう教えます。人と人とが直接触れ合う心の通いを大切に、ただ取っ組み合ったり海で遊んだり野球をするだけですべてOK。下手な駆け引きや損得は抜きに、ただ単純に真剣に遊ぶのみ。そんな生き方が雀鬼流です。

 

世の大衆が情報をとにかく詰め込み損得勘定で何かをゲットする、そんな生き方が主流になりつつあるなか、すでに自然からもらっている生命を大切に、自然と一体となるべく、山や海とたわむれます。もう何もゲットしなくても自然とたわむれればそれでいいじゃないか、そういうことです。

 

友達も多くなくていい、華やかや賑やかでなくていい、親友も恋人もいなくていい、お金も最低限でいい、ただ命尊く一人の人間として自然に感謝し、今あるものに感謝する、そんな生き方です。

 

上を向くのに疲れたあなたへ。単細胞で下等動物でいいのです。「~すべき」から離れ、心を開放し、自然のもと、心を洗いましょう。きっと生命が喜ぶはずです。

 

雀鬼流生き方の極意」

 

単細胞や下等動物たれ!

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。