東大生が語る「やる気スイッチ」の場所(具体的なイメージ)
本日は「東大生が語るやる気スイッチの場所(具体的なイメージ)」をお届けします。題材は岡田真波さんの著書『東大生だけが知っている「やる気スイッチ」の魔法』の引用です。
この本は2012年に発売され、当時はかなり売れた本と記憶しています。最近私は断捨離をしているため、捨てる前にもう一度中身をチェックしようと読んだところ、興味深い箇所が何点か出てきたため、本日はそれをシェアします。
まず同書の構成ですが、東大生である著者が心理学への興味から「東大に合格できる人とできない人とで何が違うのか」について洞察し、その中で「やる気スイッチ」の有無にあるのでは・・と推測しインタビューを開始。その結果、「やっぱりあった!」ということで、その中身をそれぞれの東大生に語ってもらったものになります。
しかし中身は完璧に十人十色というわけではなく、似たような話もいくつかあります。その一つが「具体的なイメージ」です。ある東大生は「東大に合格し、幸せなキャンパスライフを送っている風景」をイメージしたのではなく、ただ赤門をくぐっている自分を想像したとのこと。なぜなら赤門をくぐっている自分ならそれなりにイメージできるが、合格後のキャンパスライフは可能性がありすぎて、また情報が薄すぎて鮮明に描けないからとのことです。
また別の東大生は浪人中に、現役で合格した東大生の友人からリアルなキャンパスライフを積極的に聞き、その友人と自分を重ねるようにイメージし、自分も一日でも早くその世界に行きたいと切に願い、その願望がやる気のスイッチになったそうです。
また別の東大生は入学後の話になりますが、ミーハー心を活用し、クリスティアーノ・ロナウドに直接インタビューしたアナウンサーを羨ましく思い、「なら私も・・」とポルトガル語に近いスペイン語の勉強に励まれたそうです。ミーハー心の活用というのは、聞こえのいい目標ではなく、どちらかといえば特定の誰かにモテたいとか、特定の誰かのようにスタイルが良くなりたいなど、ロールモデルが特定されていて、その人を目指している状態をいいます。(私なりの理解ですが)
また別の東大生はウルトラマンに憧れていて、くじけそうになった自分を「ウルトラマンならくじけないはず」と思い、自分をウルトラマンに見立てて、くじけない自分を創ったそうです。
つまりは「やる気のスイッチ」というのは、モチベーションが下がったときや落ち込んだとき、緊張したときなどに前向きに気持ちを持ち直してくれるスイッチと言い換えられます。もともと頭のいい素地はあるのでしょうが、それだけで合格できるほど偏差値は低くありません。IQが高くても不合格になった受験生はごまんといます。ということは、いかにコンスタントに勉強を続けられるかの「心」の持ち方が重要で、それを制することがまずもっての必須条件と言えるでしょう。そのあとがテクニックや対策です。
東大生が語る「やる気のスイッチ」の場所(具体的なイメージ)
ありきたりな内容だったかもしれませんが、改めて漠然としたイメージ、あいまいなイメージはやる気に届かないことが再確認できました。誰にも話さなくていいので、自分だけは正直な気持ちを大事にし、それをもとに今日を前向きに生きることが大切です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。