邦画「屍人荘の殺人」レビュー
先日、遅ればせながら、邦画「屍人荘の殺人」を観ました。
邦画「屍人荘の殺人」
上映開始日:2019年12月13日
レンタル開始日:2020年6月10日
結論、めちゃくちゃお勧めというわけではありませんが、私なりにはけっこう楽しませてもらいました。つきましては、あなたがご覧になっていなく、年末年始などで少し時間が空きましたら、ご覧いただくのもよろしいかと思います。
この作品のいいところは、一気に観られることです。連続ドラマですと、ときにぐだぐだとラストを先延ばしにしますが、邦画ですので、2時間で一気に完結です。そして完結までも、特にぐだぐだ感はありません。そして犯人の選定も筋が通っています。
サスペンスものは、ときどき視聴者を驚かせようと、まったくの筋違いからむりやり犯人に仕立てあげる脚本も散見します。しかし本作品はそうではなかった点も良かったです。
本作品を少し紹介しますと、原作は処女作にして「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した今村昌弘さんによる同名ミステリー小説です。キャストは神木隆之介、浜辺美波、中村倫也らで、監督はドラマ「99.9 刑事専門弁護士」シリーズなどで知られる木村ひさしさんによります。
ストーリーは、ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲(神木隆之介)と、先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介(中村倫也)が、私立探偵の顔も持つ剣崎比留子(浜辺美波)に誘われ、音楽フェス研究会の夏合宿に参加するのですが、事件はそこから始まります。
事件は音楽フェスの最中に、あるウイルスに冒されたゾンビが発生し、次々と人間に噛みきます。噛みつかれた人間は同様にゾンビ化し、どんどんゾンビが溢れ出ます。そのゾンビらと音楽フェス研究会のメンバーとの戦いが、あるペンションで行われますが、そのペンションでも、同時に不可解な殺人が行われます。
いったい何がどうなっているのでしょうか?という内容です。
主演の葉村譲(神木隆之介)と剣崎比留子(浜辺美波)のコメディータッチのやりとりも観る者を飽きさせません。
小説では続編が2019年2月に発売されましたので、そちらも映画化されるかもしれません。ぜひ期待したいところです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。