心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

「予定×目的」

先日私は2021年7月に発売された野呂エイシロウさん著「先延ばしと挫折をなくす計画術 無敵の法則」を読みました。

 

著者の野呂さんは放送作家兼PRコンサルタントとして数々の仕事をこなしつつ、数冊の本まで出されています。そんな多忙な毎日でも予定をきっちりこなし、新しいITツールなども試せているのは、自身が綴られた無敵の法則(55個)があってこそのもの。本日はそんな無敵の法則の中で、私が特に共感を覚えた一つをお伝えします。それが「予定×目的」です。

 

野呂さんは言われます。「スケジュールに目的を書くと実行力がアップする」と。例えば今日の18時からジムで運動する予定を入れていたとします。その予定は何のためにあるのでしょう? その答えが「目的」です。「数か月後の健康診断のために、シェイプアップする」ことが目的なのか、「一か月後に〇㎏痩せたい」ことが目的なのか、いったい何のための運動なのかを明確に書き記すことが先延ばしにしない秘訣であると言います。私はそのくだりを読み、素直に“なるほどなぁ~“と感嘆しました。すべての予定は目的があってこそで、逆に目的のない予定は断捨離してもいいと言えます。

 

私たちが予定を立てても“ま、いいか“と流してしまうのは、予定に対しての目的が想起されないことが原因かもしれません。目的というのは大いなる目的でなくてかまいません。例えば“〇〇さんと居酒屋で楽しい時間を過ごす“という予定があったとして、楽しい時間の共有が目的ですが、例えば~について聞いてみるとか、今度~を誘ってみる、など細かい話題にドリルダウンしてもいいのです。とにかくその予定に対しての自分の思いや関心を細かく列挙することも「目的」に含まれます。

 

そのように予定にセットして書き記しておけば、おいそれと先延ばしにしたり、時間にぬかりが出てしまうことは避けられます。それくらい一日一日を真剣に大事に摘み取っていく意識がその人の幅やキャリア形成に一役買ってくれます。また充実した人生、充実した毎日が予定の目的ですから、今晩のおかずや食事のメニュー、観たいテレビ番組なども細かく書き記してもいいのです。たかだかそんなこと・・と思われるかもしれませんが、そんな些細なことも楽しみの一種に成り得ます。

 

私は通勤電車の中でよく漫画を読むのですが、仕事中に嫌な作業を振られたとき、ふと帰りに読む漫画のことを思い、それがモチベーションになったりします。また別のあるときは、大好きなラーメン屋に寄ることがそれだったりもします。つまり人との比較で楽しい時間や思いに蓋をするのはもったいなく、常に自分の心に正直に燃やせる目的はどんどん列挙すればいい、ということです。

 

そんな時間の数々が実際の健康に寄与したり、自分の「なりたい自分」へのモチベーションになったりするわけで、まったくバカにできないテクニックに思います。大事なことはスマホに紙に、きちんと記すということ。そして目的を忘れないこと。時間や自分の感情を大切にすること。自分に自信をもつこと。

 

脳科学の分野では、紙に書くと脳が作動し集中力が生まれると言います。書く習慣は頭の中でよぎらせるだけより、ずっと続きが生まれそうです。また書き記したという安心感も生まれます。手を動かし脳を動かし、すべては充実した時間(感情)へと昇華させていきましょう。

 

「予定×目的」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。