私がFP1級を受験した理由1
私は「FP1級」という資格を2019年7月に取得しました。FP1級の正式名称は「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」といい、国家資格です。
なぜ私がこの資格を取得しようと思ったのか?
それは私の勤め先(私は会社員)が保険会社で、一応斡旋資格として資格手当の対象だったのと、勉強意欲が高まったからです。
まず私は現在の保険会社に入社したのが2010年1月。同月(2010年1月)に「FP3級」を取得、その4か月後の2010年5月に「FP2級」を取得しました。その職場では基本FP2級までの取得で一人前、それ以上の「1級」はマニアックな人が目指すものというイメージがありました。それゆえ一部の人以外は誰も受けておらず、当然私も受ける意欲も目的もありませんでした。
それから9年と5ヵ月。なぜか私は2018年5月から「FP1級」の勉強を開始します。それが先述した"勉強の意欲が高まったから"です。
なぜ私は勉強の意欲が高まったのか?
それは日テレで放送された「頭脳王」という番組を観たからです。「頭脳王」は2011年から放送開始、年1の特別番組で、今年(2020年)も放送されました。ということは、10年続いている番組ということになります。この「頭脳王」を私は2011年の第1回から観ていて都度、勉強意欲は掻き立てられたものの「FP1級」の勉強には昇華されませんでした。
しかし2018年、初登場の河野玄斗さんが「頭脳王」の優勝に輝きます。彼が私の意識を変革させました。河野さんは東大医学部生でありながら司法試験に一発合格。超絶レベルの脳力の持ち主で、実際テレビでも「神脳(かみのう)」と称され、放映中何度も連呼されます。
河野玄斗さん
"世の中には彼のような超人もいるのか" と改めて感嘆し、自分も何か挑戦できるものはないか?と探し、すぐさま思いついたのが一番身近な「FP1級」でした。
さっそく私は2018年のGWから勉強を開始しました。しかし9年ものブランクがあり、「FP1級」のテキストを見てもちんぷんかんぷん、お話になりません。"これはダメだ"というわけで、「FP3級」からやり直し、2018年7月にFP2級、2018年8月~9月にFP1級と急ピッチで詰め込みました。
その結果 受験日2018年9月9日、種目は学科、結果は200点中113点でした。あと7点足りていれば120点で合格です。(200点中6割の120点で合格)
私は落ち込みはあったものの、たった4ヵ月で合格点ギリギリまで登りつめられたことに逆に希望を見い出します。"もう1回やればおそらくいけるだろう"という確信のもと、もう1冊過去問の問題集を購入し、2019年1月27日に再挑戦、無事合格しました。
次は実技です。実技は面接官との面接です。この実技を受験する人は全員学科を通過した人、またはFP協会でCFP認定を取得した人のみの参加で、全員知識保有者です。よって合格率は80%ほど。10人に8人は合格するのです。
しかし私は逆を考えます。学科を通過してもなお10人中2人は落ちるという事実。その事実を深堀りします。10人の中には実技を1回以上落ちた人の再挑戦者も含まれるとなれば、仮に10人中8人が合格したとして、その8人中2人は再挑戦者と仮定すれば初挑戦者は8人中2人が落ちるのでは?と。 すると実際の合格率は75%では?と。
そのように思えば決して油断して合格できないことがわかります。おそらく不合格となった8人中2人は学科の合格に安堵し、実技の勉強を怠った者だと理解し、主催元の金融財政事情研究会が出版する実技用のテキストを購入、3か月間 隙間時間に勉強します。結果、2019年6月中旬に受験、無事合格しました。
私は学科も実技も図書館等の自習室で勉強したのは数えるほどの数日だけ。それ以外は通勤途中の電車の乗車中、昼休みの30分、休日に外回りのアルバイト中の電車の乗車中、とメインは隙間時間でした。そのため常にカバンの中にはビリビリに破って裁断したテキストや問題集を入れていました。
このような私の勉強スタイル、勉強意識を保ってくれたのが、先述の河野玄斗さんと、実はもう一人河野さん以上に多大な影響を及ぼしてくれた人がいます。「頭脳王」第3回・4回の優勝者:水上颯さんです。
水上颯さん
なぜ水上さんなのか?
それは河野さんが「頭脳王」を優勝したのが2018年ですが、そのときの動画(YouTube等)はあがっておらず、それ以前(の「頭脳王」)は上がっていたため、これまた隙間時間に何度も水上さんの放送を動画で観させていただいたというわけです。
今回の記事はここまでとします。次回もこの続きをお届けします。
(次回は私の合格証の写真も添付します)
最後までお読みいただきありがとうございました。