心の戦士!~心が前向きになる言葉~

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"たった一人"の価値

私は先日、藤尾秀昭監「1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書」を読みました。藤尾秀昭さんといえば致知出版社の社長です。昭和やそれ以前の時代の生き様や生き方をまとめられた本を多く出版されており、同書も現代からすれば、やや古いと言われるかもしれない、昭和以前に活躍された方々を多く取り扱われています。

 

しかし人の生き方はなんだかんだで変わりません。便利な家電を取り揃えようが、IT革命が起きようが、今後AI革命が起きようが、人間としての本質論は変わらないと思います。人と人とがつながりあうことでしか幸せは見つけにくく、つながりあう過程でさまざまな困難や苦労、ストレスの憂き目に遭うのが今世を生きる者の宿命です。

 

私も自分の職場でよく研修をします。そこで私が作る資料やファイル等に文句を言う人もいる一方、とても使い勝手がいいと褒めてくれる人もいます。そんなとき、私なんかはどうしても、文句を言ってくる人に目を向けてしまいますが、それではよくないと褒めてくれる人になんとか意識を向けて持ち直します。あなたも似たような経験をお持ちではないでしょうか。

 

そういったときにとても救われる言葉に同書から出会いました。それが次です。

 

「百人(ももたり)の  われにそしりの火はふるも  ひとりの人の  涙にぞ足る」

by九条武子(西本願寺のお嬢様)

 

意味は「百人が自分を非難する矢を注ごうとも、一人の人が涙を流して喜んでくれれば、それでいいじゃないか」です。

 

そうです、たった一人の人の役にたてればそれでいいのです。その一人のためにやっていれば、必ず二人目、三人目とファンは増えるはず。そんな希望も含まれます。

 

ではその「たった一人」がいなければどうなのか? 大丈夫です。一人目はいつも「自分自身」です。「自画自賛」ではないですが、自分の行いは自分が"いい"と思えばそれでいいのです。百人に称賛を得られても、メインの自分がイマイチと感じるなら、それはイマイチです。

 

誰からも美人(美男)と言われる人が、あなたに好意を持ちました。あなたはその美人(美男)を受け入れますか? もしあなたがその人にあまり魅力を感じなければ、お断りするのがふつうです。そうです、それと同じことが本質なのです。

 

「壊れた時計も、一日に二回は正確な時(とき)を刻む」という言葉があります。自分を信じて自分が納得できるものをリリースする、そうすればどこかで壊れた時計じゃないですが、時代とマッチするときがきっときます。

 

時代などと大袈裟なことを言わずとも、頻度多く繰り返せばきっとうまくいくときもきます。だから一度や二度で落ち込まず、怖じ気つかず、まずは自分自身に納得できる今日を生きましょう。人からの称賛はそれ(自分を喜ばす)を保持してからです。

 

「百人(ももたり)の  われにそしりの火はふるも  ひとりの人の  涙にぞ足る」

by九条武子(西本願寺のお嬢様)

 

「百人が自分を非難する矢を注ごうとも、一人の人が涙を流して喜んでくれれば、それでいいじゃないか」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。