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「運動」のタイムアロケーション

資産運用の分野に「アセットアロケーション」という言葉があります。日本語で「資産配分」。アセットに資産、アロケーションに配分を意味させます。金融資産のポートフォリオを組むとして、アセットクラスに株式や債券、現金があり、さらに細分化すれば、株式は日本株や世界株、債券は社債国債などがあります。さらに細かくみれば株式は中小型株か大型株か、インデックスかアクティブか、米国か新興国か・・などに分かれます。

 

本日はそんな「アセットアロケーション」をもじった「タイムアロケーションについてお話します。といいましても私の個人的な体験からくるお話しで、結論、運動は1日の手前にもってきたほうがいいという内容です。

 

以前にもどこかの記事で申し上げたことですが、筋トレや運動は、なぜか1日の後半か終盤には疲れてやる気が起きません。前回の記事「脳を鍛えるには運動が最適⁉」で、運動が脳に与える好影響をお伝えし、7月21日の記事「ジョギングを楽しむ方法」では、私はほぼ毎日ジョギングをしているというお話をしました。

 

体験的な感覚ですが、1日の前半や中盤に知的作業をし、後半や終盤に運動や体力の要ることをするのは無理があります。理由は後半や終盤の運動や筋トレは、もはやそのときには疲れ果て、やる気がまったく起きないからです。気力が尽きているからです。

 

それに対し、1日の午前中や前半、お昼の中盤に筋トレや運動をし、それが終わった後半や終盤に知的作業をすることは、特に問題は生じず、脳の働きも良好です。

 

繰り返しますがこれはあくまで私の体験的な感覚です。私的になぜそうなのかを考えました。すると「知的作業は脳を疲労させてしまうから」という結論です。新しいことを覚えたり、思案や思索を重ねると、脳は密かにものすごく疲れます。その疲れは運動や体力の要る筋トレ等のやる気を煥発しません。つまり脳が疲れては体力勝負の物事のモチベーションは損なわれるということです。

 

その逆に私の休日のタイムスケジュールですが、1日の初めに体操やストレッチをし、その後筋トレ・ジョギングへと移行します。それからパソコン作業に入るのですが、その後の知的作業に支障はなく、脳の回転も良好です。なぜなら筋トレや運動で脳は疲れないからです。

 

ということは、肝心かなめは脳が疲れるか否か、それが知的作業の体力の有無を決めます。筋トレや運動は一連の流れで行うため単調です。単調ゆえ脳は疲れません。いや、むしろBGMも聴かせるため快適でもあります。体力は多少減じますが、知的作業に体力は必要分でよく、脳の体力の方がずっと重要です。

 

知的作業とは主にパソコンと向き合って作業をしたり思索や思案を練ったり、作品を創ったりすることです。机上の勉強なども含みます。これらは非常に脳のエネルギー(体力)を奪います。脳のエネルギー(体力)が奪われれば、筋トレや運動へのモチベーション(やる気)は減じます。

 

つまり脳の疲労は体力をも奪うという構造です。座位の姿勢は一見、体力を奪われないように見えますが、実は脳の疲労から奪われます。

 

そう考えると、筋トレや運動、ジョギング等で基礎体力をつけるとことは、脳のパフォーマンスを支える基礎体力・持久力にもつながります。であるなら、ますます筋トレや運動は推奨されるべきもので、それは1日のタイムアロケーションでいう前半(手前)に持ってこないといけないということです。

 

よく起床の2時間後が一番、脳の回転が高まると言われたり、起床後からハイパフォーマンスを発揮できるとも言われ、午前中に知的作業を推奨されることがあります。それ自体はまったく間違いではありませんが、果たしてその後(1日の後半や終盤)に筋トレや運動ができるでしょうか?

 

そもそも筋トレや運動をしなくていい、不要、と言われる方は本記事のテーマからは外れます。しかし少しでも1日を有効に、筋トレや運動も盛り込みたいという方は、同じ行為でもそれを1日のどこに配置するかで全行為の完遂の有無が変わります。配置=アロケーションです。

 

筋トレや運動もやり過ぎで体力が奪われ、それが脳の疲労につながるようでは、その後の知的作業に悪影響を及ぼします。何事もやり過ぎは禁物で、1日のパフォーマンスを最大限発揮するには、起床後から徐々に身体を慣らし、筋トレや運動で心地よい汗を流し、それから知的作業を送ることを私は個人的体験から推奨します。

 

学者や研究チームらとは次元が異なり、統計的なデータは何一つありませんが、もしあなたが実際に私の体験と似た感覚を覚えられているのでしたら、ぜひタイムアロケーションを意識し、運動から知的作業の順番をお試していただきたく思います。ただし不慣れな体力作業は脳の疲労につながりますので、あくまで(1日の前半に持ってくるべき対象は)慣れたルーティーン的な体力作業に限ることは留意点として付しておきます。

 

「運動」のタイムアロケーション

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。