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ストレス緩和策「長所進展法」

昭和から平成10年ごろまででしょうか、船井総研創業者の船井幸雄さんの本がよく売れていました。経営コンサルタントとして長年にわたり著名だったのと同時に、人生論やそれに類する本も何十冊と出されました。私も、少なくとも20冊以上は読んだと思います。そこで本日はいくつかの本に紹介されていた「長所進展法」について私なりにアレンジしてお話しします。

 

さて、「長所進展法」とは何でしょうか?

 

それは、経営なら「売れている商品をさらに伸ばすことで、会社の売り上げがさらに伸びる」で、人生なら「長所を伸ばすことが、成功なり成長を促す」という手法のことです。

 

船井さんは経営コンサルタントとしてさまざまな会社を立て直す中、どうしたら立て直せるかを錯誤し、最終的に「売れている商品のシェアを拡大させ、そこにアレンジや量産を加える」ことが立て直しの最短かつ王道になると行き着きました。

 

この考えは流通業界では確かに実績として織り込み済みです。素人ながら私の印象を語らせていただくと、あのネスレのロングセラー商品「キットカット」を思い浮かべてください。季節ごとに手を変え品を変えさまざまな「味」を出すことで、売れ行きを維持しています。売れない商品を改善することも大切かもしれませんが、今売れている商品をどうアレンジするかの方が、売上に最短で直結します。

 

私たちの人生も長所をいかに伸ばすかが大事で、例えば我慢強い人がいたら、その人は我慢が試される職業に就くことが幸福に近づく一歩です。スポーツ選手やアスリートがその代表格で、職業以外ではサウナ健康法や節約、糖質制限なども我慢強さが勝敗を分けます。

 

ではストレス緩和策に長所進展法は活かせるでしょうか?

 

本日の本題はここからです。まず「長所」という文字を「目的意識」に置き替えてみてください。目的意識は油断すれば失念し、気づいたら誘惑物に流されがちです。例えば朝にダイエットを誓ったとして、ほぼ確実に夜に忘れてしまいます。人と会う約束等は忘れないと思いますが、自分との約束などあってないようなもの。

 

しかし「長所(目的意識)進展法」は、そうであってはいけません。ダイエットのような手近な例はともかく、もっと大風呂敷な夢が大事です。「転職を成功させ、年収を400万円から倍の800万円にする」とか、「家族を持ち、子供を3人育てる」とか、「○○の資格を△△までに合格する」などです。そしてそれらが達成したあとの世界もカラーに描けるとなお良いです。

 

自分がコントロールできる範囲の夢や今日を真剣に考え、それらの延長線上にあるさまざまな構想が、目先のストレスを(相対的に)小さくします。ストレスの対象と向き合うのではなく、対象とは別の自分の人生と向き合うのです。その人生はさまざまなジャンルから構成されることが望ましく、趣味や教養、娯楽や遊びまで多岐にわたり構成に含めてください。

 

経営コンサルに当たる「長所進展法」は、短所に目は向けず、長所を伸ばすことで短所を小さくします。エネルギーのはけ先を長所にするのです。これは非常に大事なことで、短所と長所に分散していたところを、長所だけに集中させ、長所の中で新たに分散させるといった形です。

 

私たちの生命エネルギーもしかり。ストレスの対象には目を向けず、長所に代替する夢に注ぎましょう。夢から舞い降りる今日に注ぎましょう。まずは意識からで、その後は行動に行動です、気づいたらストレスの対象は意識にのぼらないくらい小さなものになるはず。

 

私はいつも自分のコントロールできる範囲に目を向けます。あまりニュースや雑多な記事は読まず、テレビも観ず、YouTubeも最低限です。それは自分の時間が奪われるだけでなく、結局ストレスの対象が相対的に小さくならない過ごし方だからです。

 

ストレス緩和策「長所進展法」

 

長所(目的)に目を向け行動をし、ストレスの対象を相対的に小さくする手法。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。