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すべてが「進行性」

「薄毛は進行性」という言葉を耳にしたことないでしょうか?薄毛というのは放っておけばますます進行するという意味です。それに対し「肥満になった」とか「擦り傷ができた」という現象は、どんどん事態が悪化していくというより、据え置きか自然治癒力で治っていく方が多いです。むろん、肥満が増長するときもあれば、肥満が続けば病気に近づきますが、薄毛のように日に日に進行が目に見えることはありません。

 

しかしマクロで見れば、人は皆老化に向かって進行します。そしてやがて死に至ります。その老化現象は足腰に来る人もいれば、脳に来る人もいます。また薄毛や白髪のように髪に来る人もいます。どの道各部位への老化が早いかどうかが違うだけで、ストレスのはけ先も同様です。ストレス過多が頭痛にくるか、皮膚に来るか、はたまた病気に来るかなど、遺伝や生活習慣により変わり、続けば全般に向け悪影響が波及します。

 

本日申し上げたいことは、すべては進行性によるもので、進行に気づいたときの対処の仕方がその人を決めるという話です。

 

私は常に薄毛との格闘を強いられています。最近も前髪が薄くなっていることに気づきました。M字の部分の進行は前から気づいて対処していましたが、まさか前髪もこんなに早く来るとは!?といった感じです。そこで急いで「ミノキシジル」を前髪の頭皮に塗り始めました。それでも効果に平均4ヵ月と言われているため、日増しの進行に劣勢感を感じています。

 

私は薄毛と格闘してはや10年以上。もしかしたら20年になるかもしれません。AGA治療をしてからは5年ほどですが、「良くなったと思いきや別の部位の薄毛が目立ち始めた」といった"いたちごっこ"が続きます。

 

私はときどき思います。「いっそうのことあきらめてしまったほうがラクなのかな?」と。しかしすぐに思い直します。「あきらめることはいつでもできる。まだ可能性が残されている以上、抗ったほうが自分の人生は必ず良くなる」と。

 

これにはわけがあります。それは「いま薄毛でない人も、薄毛に気づいてからの対処力がまったく発揮できな人も多数にいる」ということ。病気になった人や逆境に立たされた人をイメージしてみてください。そこから奮闘してまた浮上する人と、緩やかに沈む人と、あっというまに沈む人とがいるはずです。松下幸之助翁はこんな言を残されています。

「まったく病気がない人よりも、一つ二つ病気がある人の方が養生する分、最終的に長生きの道が開かれる」

 

"確かに・・"といった感じです。免疫力は常に現在進行形の人に味方します。病気になった人がそこから格闘すれば、日に日に免疫力は備わります。しかし格闘慣れしていなければ、その中の何割かは格闘する気すら起きず、脱落するでしょう。実際に病気でも格闘技でも敗戦を機に一気に気力を落とし、格闘をあきらめてしまう人はけっこういます。

 

一つのことに格闘していれば、そして何らかの手ごたえを感じた経験があれば、別のジャンルにも格闘していけます。私のように薄毛と格闘することは、けっして薄毛との格闘だけでなく、別のジャンルへの対処メンタルにも好影響を及ぼしているかもしれません。そして薄毛との格闘で手ごたえを感じたときの喜びは、はなっから"ふさふさ"の人には味わえない喜びがもたらされます。また人の悲しみに寄り添えるきっかけにもなります。

 

格闘対象は薄毛だけに限りません。あなたも別のジャンルでコンプレックスをもっているかもしれません。あの人もこの人もです。そんな人らが人知れず格闘への道を選ぶか、さっそうと降りるかは当人の人生観しだい。ですが私は思います。「おそらく格闘への道を選ぶ人の方が、人生全般に浮上をもたらす可能性が高い」と。なぜならあきらめてラクになれるなら、皆あきらめているはずだからです。しかしそうでもないからさまざまなコンプレックス解消法が宣伝されるわけで、やはり治せるものなら治しにかかる方が生き生きとすると思います。

 

ときどき僧侶の方などが、「あきらめてラクになれ」と説法されることがありますが、私はときにそのようなことを否定しません、確かにそういうときもあると思います。しかし「あきらめなくてよかった」と、何かを手にした人の話しは震えるほど感動することも事実です。薄毛の克服もしかりです。薄毛本で感動することはありませんが、何冊か読んでわかることは、薄毛を克服した人は「これまでもか!?」というほど、克服に熱意をもって取り組まれています。食事から睡眠、UVケアからマッサージまで、良いと思われることは何でも取り組んでいる始末。だから檄を飛ばしたりします。

 

ですが、私たちは騙されてはいけません。表題の通り「すべては進行性」なのです。いっときを切り取って勝者を感じている人も、いつ克服したことが元に戻るかはわかりません。だから本質かつ根治の策が重要になってきます。

 

「16時間断食健康法」の第一人者・青木厚先生は、10年以上前に舌癌を患われました。そのショックからさまざまな医学論文を読み漁り、自身の人体検証を重ねた結果に、ようやく「16時間断食」と「クールアタック」の二つが、健康に好影響を及ぼすことがわかりました。感覚的ではなく、きちんと数値(データ)を取ってのことです。だから彼は舌癌から回復しただけでなく、再発も予防できています。

 

私は薄毛克服においての"これ"が欲しいのです。薄毛にAGA治療は有効ですが、それでも薄毛のメカニズムは進行し続けているわけで、それを服薬で食い止められる期間はいつまでなのか?と。AGA治療が功を奏し、克服がピークに達したときに有頂天になってもしょうがないのです。ピーク時の状態がずっと続くわけではないからです。ならばどうするか?

 

今も私はそれを模索しています。自分で人体実験を始めたことも何個かあります。けっしてあきらめず、自分の中で"これなら大丈夫"という安楽地を築けるまでは日々格闘、その結果を誰かの役に立ちたいです。

 

いっときの成果に浮かれませんように。すべては老化へ・破滅へ向っています。それに抗うがごとく、日々積極的に幸せのパイプを築きましょう。一日でできることはごくわずか。ですが「ごくわずか」の積み重ねは「ごくわずか」の成果になりません。それを信じて改善改良をつづけましょう。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。