「信じる」力をくれる言葉
自己啓発の世界では、信念や信じる気持ち、確信が大事という話はあちらこちらで出てきます。しかしそのようなことを何度言われても、あまり心に突き刺さらないというのが実情です。そんなとき、同じ内容でも言い方を変えてみれば、"なるほど!"と少しは思えることもあります。それが本日の「信じる」力をくれる言葉です。
「一念、岩をも通す」
とても有名な言葉です。しかしあまりピンときません。あまりにも使い古され、真意もわからないからです。実は真意は次です。
「虎と見て岩をも通す桑の弓」
中国の故事が出典です。弓の得意な武将が、自分の方に虎らしき動物が襲ってくると思い、自分の身を守るため、一心ですぐさま一発で仕留めようと弓を引きました。しかし残念ながら虎らしき動物には命中せず、代わりに岩に命中しました。岩を見てみると、なんときれいに弓が突き刺さっています。さすがの武将も不思議に驚き、再度岩を目がけて弓を引きます。しかし何度やっても先ほどのように突き刺さりませんでした。
ざっとこんな話です。同じ弓を引くのでも、どんな思い(信念)でかで、結果が変わってくるということ。誰かに話しかけるときも、プレゼンをするときも、新しいことをするときも、すべてに通ずる話です。下手な自己啓発より、ずっとパワーが宿る言葉に思いますがいかがでしょうか。
「虎と見て岩をも通す桑の弓」
「できると思えばできる」
「一点に集中すればできる」
そう、自然と思わせてくれる言葉です。ぜひ念仏のように唱えて毎日に活かせてもらえたらと思います。
「虎と見て岩をも通す桑の弓」
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。