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集中力=「揺らぎ」

本日は「集中力」についてです。

 

私たちは何事もリラックスし、全体と目の前とが同時にリンクするような、すべてが一体化した感覚をもちたいと考えます。そのような研ぎ澄まされた状態を私は「集中」と呼びます。

 

ではどうしたらそんなリラックスをし、なおかつ研ぎ澄まされた感覚が得られるのでしょうか?

 

それはひとえに言うのは難しいですが、比較的得られやすい状態というのは私は体感的にわかっています。それは「揺らぎ」に身を置くということです。よく「1/fゆらぎ」と言われたりしますが、まさにそれです。「1/fゆらぎ」に関しては、ここでは置くとして、要は体感的にリラックスしてかつ集中できるモードが手に入ればいいのです。

 

私は週に2日は川沿いをランニングするのですが、なぜ心地いいかが最近とくとわかるようになりました。それは風がいい感じで頬をついたり、風が波を打たせたり、雲がゆっくりと流れたりするからです。

 

これはもう理屈ではありません。体感の世界です。「1/fゆらぎ」の知識をいくら詰め込んでも仕方はなく、いかにそれを手にするか、そしてそこで何をするかです。

 

自然が織りなす「揺らぎ」の環境に身を置けば、自分の生体リズムが呼応し、心身がリラックスします。そこにあらゆる可能性が凝縮され、ある人は集中力を引き出し、ある人は眠りへと落ちます。何を引き出したいかは当人のモードが変えるわけですが、私のランニングでいえば、「没入」とか「ゾーン」とか「ランナーズハイ」のような、まったく疲れを寄せ付けない気分がそれに当たります。

 

勉強を生業とする受験生などが、まったくシーンとした場所より、リビングやカフェなど、ちょっと雑多な場所を好むのも同様のことです。まったくシーンとした場所は「揺らぎ」がありません。少し雑多な場所ですと、人の流れや会話など、多少の揺らぎが生じます。先ほど「自然の織りなす・・」と言いましたが、モーツァルトや有名な音楽家が「1/fゆらぎ」を作品で証明しているように、自然だけが醸し出す産物ではありません。

 

実際にどんな環境が自分に好ましいかは、生身の環境ゆえわかりかねるところですが、常に「揺らぎ」を意識し、環境をチョイスするクセはいろいろな意味で自分を助けることにつながると思います。

 

私は仕事の昼休みによく散歩をしますが、目線が人と違います。私はいつも空を見て歩きます。もちろん前方を意識しなければ危険ですから、意識はしますが、とにかく空を見て、雲の流れや雲の軽さに意識を向けるのです。その感覚がリラックスをくれ、気分の転換をくれます。

 

ぜひ理屈ではなく、知識ではなく、体感として自然に触れてみてください。ボケーっと眺めるだけでもぜんぜんかまいません。「揺らぎ」に仲間意識をもち、揺らいでいるその様(さま)に、自分の神経を重ね合わせ、心身を軽くすることが生体リズムを整わせます。そこに可能性が凝縮します。その可能性にあなたは何を見い出すか、ぜひ都度都度欲しいものを手に入れていただきたいと思います。

 

集中力=「揺らぎ」

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。