勝負師としての人生
あなたは「勝負師」と聞いて、どのような印象をお持ですか?
世の中には勝負師と対極?の「保守」と呼ばれるタイプも大勢いらっしゃいます。
タイプとして保守派の人には、今回の記事は何も響かないと思いますが、私なりに感ずるところがあったので、ご紹介します。
勝負師について、自身のご著書で語られているのは長倉顕太さん。長倉さんは、とある出版社の編集者として10年間で累計1000万部をプロデュース。凄腕の元編集者で、現在はマーケティングコンサルタントとして国内外で活躍されています。
その長倉さんが以前に、尊敬している編集者兼出版社の社長から次のように言われたそうです。
「編集者である前に勝負師でありたい」
この言葉が勝負気質の高い長倉さんの琴線に触れ、今でも大事にされているそう。
長倉さんはこの言葉を踏まえ、次のように言われます。
「私は、ビジネスパーソンでも起業家でもなんでもいいが、勝負師でありたいと思う。そしてそういう勝負師ほど、多くの人に応援される。とくに勝負師たちに応援されるから人生がうまくいくことが多い」
世の中には頭のいいひとや、人間関係の海を上手に渡る人など、さまざまなタイプが存在します。しかし坂本龍馬みたく「事を為す」という人はそう多くはいません。その「事を為す」人たちの共通点が「勝負師」ではないでしょうか。
ソフトバンクの孫社長しかり、ユニクロの柳井社長しかり、海外まで幅を広げればスペースX CEOのイーロン・マスク氏などが印象的。
しかし勝負師はなにも大人物だけの専売特許ではありません。
私たちも日頃の心がけしだいで、立派に勝負師として人生を謳歌できます。
以前の記事で紹介した副業アカデミー代表の小林昌裕さんは会社員時代に "将来このままでは危うい" と気づき、毎月コツコツ貯めた450万円で不動産の賃貸物件を購入。そのときは戦々恐々 手に汗握りなら契約書にサインされたとか。その後すぐに入居者がつき、投資生活は上々のスタート。小林さんはこのとき26歳。その後区分所有のマンションを2軒購入、その後一棟物件を購入、リスク分散のため物販、アフィリエイト、金融投資にも挑戦、こちらでも結果を残し、現在は副業アカデミー代表として、たくさんの受講生の支援をしています。
その小林さんがあるインターネットTVにゲスト出演していたときのこと、これから副業や投資でお金を増やしていきたい人へ、自身の体験を踏まえこのような助言をされていました。
「取れるリスクを取り、投資(副業)することが大事」
つまり小林さんが初めて不動産投資をしたときでいうと、小林さんが取れるリスクの許容が450万円。その450万円を銀行預金とするか、投資に回すか。投資に回さなければお金は増やせられないということ。(今の小林さんは存在しなかったということ)
もう一度話を勝負師に戻します。勝負師というのは勝負をし続けられるから勝負師です。一発屋や向こう見ずの猪武者とはわけが違います。片道燃料で突っ込む戦闘機であってはいけません。
以下、勝負師の勝負までの流れを私なりに5点にまとめました。
1.現状維持を拒否し、勝負することを決断
2.今の自分で取れるリスク量を算出(把握)
3. リスク量に見合った勝負先の選定
4.リスク軽減の最大化(勉強に勉強を重ね、ありとあらゆる手を打つ)
5.いざ勝負(挑戦)
勇気と冷静を兼ね備えてこそ勝負師で、兼ね備えてるからこそ勝負し続けられます。
ユニクロの柳井社長も「一勝九敗」という著書がありますが、致命的な失敗は避けてきたと、ソフトバンクの孫社長も勝率が70%見えたところで勝負に出るが、絶対勝てる勝負しかしないと仰っています。
すなわちきちんとリスクヘッジしているということ。
どんな人でも、なりたい自分になりたいのなら、勝負は避けて通れません。
勝負師だけが可能性にタッチできます。
失敗しても、敗北に終わっても、再度挑戦するのが一興。再度挑戦するのが勝負師。
仕事でもプライベートでも、勝負師で人生を謳歌しましょう!
引用・参考文献