心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

「失敗」の流儀

先日読んだ西沢泰生さん著「マジで、どん底から抜け出す一流の人のすごい考え方」に次の言葉が載っていました。

 

「すべての偉大な発見は、間違いをきっかけとしている」

by マーフィーの法則

 

その項には様々な事例が紹介されます。

 

・付箋は強力な接着剤を作ろうとしたときの失敗作から生まれた

 

・吸い取り紙は製紙会社の職人が「ものすごくにじむ紙」を作ってしまったのがきっかけで生まれた

 

・万年筆は品質の悪い万年筆から契約書にインクが垂れたために商談をキャンセルされたことに腹を立てた人が改良を重ねて生まれた

 

・消しゴムは天然ゴムの塊で偶然鉛筆で書いた文字をこすったらよく消えたことから改良して生まれた

 

・電子レンジは電磁波の研究中に偶然、研究者のポケットに入れていたチョコレートが溶けたことがきっかけで生まれた

 

など。

西沢さんは、失敗を失敗で終わらせず、その失敗から学ぶ姿勢が大事と言われ、項を締めます。

 

(西沢さんは間違い失敗を同じ意味で扱われているため、ここでは同義で進めます)

 

私も間違いや失敗はつきものの人生を送っている一人ですが、犯した間違いや失敗をそこまで気にすることはありません。なぜなら失敗は「ノウハウ」と思い、ノウハウの量×質こそ「キャリア」と思っているからです。この考えのヒントをくれたのが 川又三智彦さん著「それでも人生大丈夫!」という本です。

 

f:id:leonet0702:20200218144306j:plain

 

後輩を指導したりアドバイスする際に有効になるのが「ノウハウ」。具体的には、物理的な失敗の「ノウハウ」と失敗から立ち直るためのの「ノウハウ」。この両方の「ノウハウ」をどれだけ持っているか(質×量)がその人の「キャリア」と私は考えます。

 

失敗したらした分だけ後進の育成に役立てられる、もしくは情報発信に役立てられると考えれば、失敗も成長と素直に感じられます。実際に先日惜しくも亡くなられた元プロ野球監督の野村克也さんは言われます。

 

『「失敗」と書いて「せいちょう」と読む』

 

繰り返します。

失敗は「ノウハウ」でノウハウは「キャリア」を形成します。"学歴エリートは1回の挫折でポキンと折れてしまう" などと言われたりしますが、もし本当にそういう人がいたとしたら、失敗という名のキャリアを積んでこなかったことが仇(あだ)となったのでしょう。

 

失敗の素晴らしいところは、心の処し方も鍛錬できるところです。その処し方が「ノウハウ」で、自分はさることながら、他の失敗者のアドバイスにも活きます。また他の失敗者の気持ちもわかる分 寛容さが備わり、冷静な対処、リーダーとして人を導ける素養が育まれます。

 

そのように考えると、実は失敗はいいこと尽くめです。しかし留意点もあります。それが次の2点。

●極力失敗しないように準備して取り組むこと

●二度と同じ失敗はしないこと

 

この2点を踏まえた失敗だからこそ価値を帯びるわけで、ただの注意散漫や集中力の欠如では時間の無駄となります。

 

「失敗の流儀」

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考文献

f:id:leonet0702:20200218144139j:plain