砂糖以外の身体にいい甘味料
私たちが生まれる前から、お菓子やジュースに「白砂糖」は使われていました。その形は今もまったく変わりません。ただし選択肢が広がったという点では、天然甘味料や人工甘味料は一部の人に人気はあります。
さて、そんな「白砂糖」ですが、普段に適度に取る分には私はあまり敏感になる必要はないと思います。しかし糖尿病を心配される方やすでに血糖値が高めの方は、その代替を考えた方がいいでしょう。
まず「白砂糖」とはどんなものなのか?
「白砂糖」はサトウキビから精製されて出来上がりますが、精製過程でマグネシウムやカリウムなどのミネラルがほとんど取り除かれます。精製されて残るものは、栄養のない血糖値を上げるだけの甘味食品。ゆえに白砂糖を横文字で「エンプティーカロリー」と呼んだりもします。
しかし栄養のない甘味食品といっても、なぜそれを摂取し過ぎてはいけないのでしょう? それは血糖値を急上昇させるからです。血糖値を急上昇させる健康被害(リスク)は、本記事の主題ではありませんので、当ブログの過去記事をご参照ください。
※過去記事
本記事の主題は「白砂糖」に代わる代替食品です。私も甘党のため、紅茶には必ずといっていいほど蜂蜜や黒砂糖、人工甘味料を加えます。カフェオレやココアなども同様です。
つまりは甘い物じたいを避けるのではなく、「白砂糖」を蜂蜜や黒砂糖に代替して、甘味を楽しんでいるわけです。これらの飲料はほぼ毎日摂取するため、「白砂糖」を摂取するのか、それとも代替品を摂取するのかは、私のような糖尿病家系には重要なことです。
一般的に「白砂糖」の代替で、健康被害(リスク)が少ないと言われる身近な食品は以下の5点です。
・蜂蜜
・黒砂糖
・アガベシロップ
・ココナッツシュガー
その中でも、メープルシロップやアガベシロップ、ココナッツシュガーはあまり身近ではないと思います。本日はその3点を簡単に解説して終わりにします。
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<メープルシロップ>
カエデの樹液を濃縮したものです。
白砂糖や蜂蜜よりもカロリーは控えめ。マンガンや亜鉛などのミネラルがバランス良く含まれています。蜂蜜と比べると、あっさりとしたクセのない味わいが特徴。ただし安価なものは遺伝子組み換えのコーンシロップの疑いが指摘されているため、純度100%のものを選ぶ必要があります。またGI値は高めなので一度の摂り過ぎにも注意が必要です。
<アガベシロップ>
アガベ(サボテン)の濃いシロップです。
メープルシロップや蜂蜜よりもGI値が低く、果糖と呼ばれる単糖の一種であるフルクトースを多く含みます。このフルクトースは血中でほとんど分解されないため、血糖値を変化させることは少ないものの、ダイレクトに肝臓まで到達することには注意が必要です。なぜならダイレクトに肝臓まで到達すると、そこですべてが消化吸収されるわけなので、肝臓への負担が大きくなるからです。よって一度の摂り過ぎには気をつけなければなりません。
<ココナッツシュガー>
ヤシの花の花蜜を乾燥させて作ったものです。
GI値が低く、黒砂糖に似たコクのある風味が特徴です。
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コーヒー豆にさまざまな種類があるように、紅茶にレモンティーやミルクティーがあるように、甘味料も気分に応じてさまざまに変化を付けてみてはいかがでしょうか。
ちょっとしたことですが、それぞれに栄養価も違うわけなので、試してみる価値はあると思います。私は上記5種はどれも身近で、気分に応じて使い分けています。その中でも一番使用率が高いのが「蜂蜜」です。
しかし「蜂蜜」と一口に言っても、「蜂蜜」もまたさまざまな種類があります。その種類により血糖値の上昇率も変わります。もちろん値段も違います。
このように甘味料もなかなか奥が深いわけですが、あなたが私と同じく甘党でしたら、ぜひ本記事を参考に、毎日の飲料をより健康に楽しんでいただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事