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さまよう自己啓発

当ブログも自己啓発を中心に書いていますが、自己啓発ほど本質的かつふわふわしたものもありません。1980年代にイギリスを復興させたマーガレット・サッチャー元首相は、同じくイギリス生まれの「サミュエル・スマイルズ著(1812年12月23日 - 1904年4月16日)・セルフヘルプ(自助論)」を模範にしたことで、今でも彼女の精神ならびに自助の精神は世界各国に脈々と受け継がれています。

 

彼女は、自助の精神の大切さを説くうえで象徴的な存在ですが、彼女以外にも代表的な人は歴史上ごまんといます。それらを踏まえても、自助や自己啓発はやはり人間として、また人生として大事なことには変わりないと思います。しかしそれを何に転化するのか、それが難しいのです。

 

「なんのため?」

 

そうです。結局何のためにそれをやるのか、何のための自助で何のための自己啓発なのかをはっきりさせないから自己啓発がぐるぐると回るのです。

 

私はまず「生きること」を目標にしてみればいいと思います。人は正直生きるだけでたいへんです。当たり前のように思われるかもしれませんが、私はその当たり前のレベルをほんの少しでも向上させることがちょうどいいと。例えばカップラーメンを食べる回数を少し減らしてみるとか、夜更かしをやめてみるなど、「健康的に生きる」、「調子よく生きる」だけで十分と考えます。その「ほんの少しの向上」を楽しみに、頼りにすれば違った景色が訪れ、毎日が刺激的なものに変わります。

 

「衣・食・住」を自分なりにしっかりする。それを恒産と呼ぶなら、「恒産なくして恒心なし」と言われますが、恒産があれば恒心も自然と湧き起こります。大風呂敷な構想は要りません。夢も大志も不要です。まずは足元の恒産を育む、それが土台です。

 

結局自助や自己啓発は、足元の生活を少しでも健康的かつ文化的なものにするかに使えばいいのです。その足元の生活を疎かにするから、さまよってしまうのです。大会社をつくろうが、何かのプロフェッショナルだろうと、足元の生活がずさんなら、必ず仕事にもほころびが出ると思います。仮に出なくても仕事を引退すれば、ずさんな自分が突き付けられるだけ、あまりいい最期を迎えないでしょう。

 

自助の精神を、自己啓発をさまよわせないためにも、まずは足元の生活(衣・食・住)をしっかりと整え、それだけで自分を誇らしく思えるものにしましょう。毎日の生活を自然と調和させ、共存させましょう。そうすれば自然と大志も夢も生まれます。また人助けをしたいという欲求も生まれると思います。

 

さまよう自己啓発

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。