心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

「老化予防」の最善手

あまり「最善手」という言葉は使われませんが、本日のお題は「老化予防」です。なぜ私がこのテーマを選んだかというと、SNS等でいろいろな方の写真や画像を見ていると、本当に同じ年齢か⁉というほど見た目に差異が感じられるからです。もちろん、実際にお会いする方々も同様に感じるときがあります。

 

いろいろな健康情報を漁っていると、実年齢より老けて見える人は「血管」の老いから始まっていると言われます。つまり身体の内側(内臓)から老(ふ)け始め、見た目に反映されるという形です。では身体の内側(内臓)から老け始めるとは?

 

それが先に申し上げた「血管」が錆びつくこととほぼ同義で、「AGE(エージーイー)(終末糖化産物)」という物質がそれを表します。最近の健康本ではこの言葉がよく使われ、俗に「糖化」とも言われます。

 

数年前までは不健康も老化もすべて「酸化」が原因と言われ、それから「抗酸化」「抗酸化物質」「抗酸化作用」という言葉があちこちに出回りました。それらを謳う健康食品や化粧品も日常的に目にします。

 

今でも酸化に対抗すべく、もしくは予防すべく「抗酸化」は超重要に違いありませんが、それと同じくらい「糖化」も悪い意味で脚光を浴びています。パンのトーストがよく引用され、トーストにこんがり茶色く焦げ付いた部分が「糖化」です。なんとその「糖化」が体内でも起こっているのです。

 

カニズムは簡単です。体内のたんぱく質が余分な糖と結びつくと「AGE」が発生します。この「AGE」のやっかいなところは、体内でいったん作られると、分解がされにくく、徐々に溜まっていく点です。蓄積されればされるほど、体の様々なところに悪影響を及ぼします。

 

例えば肌でいえばシミやしわに、骨でいえば骨粗鬆症に、血管は動脈硬化に、脳はアルツハイマー病です。人の体質により出方はさまざまですが、すべてに満遍なく訪れることもあるでしょう。それほど糖化は怖いもので、たとえ糖尿病家系でなくても、その他に悪影響を及ぼすことはまず間違いありません。

 

そもそもここ最近の健康における医学的根拠に「糖化」はほとんど出てきます。肥満はもちろん、血管を汚し、汚血につながるさまざまな病気に対してです。なぜそうなのか?

 

それは太古の昔から私たちは飢餓との戦いを強いられてきたからです。飢餓との戦いは生存における歴史そのものです。現代のように一日三食を食べる文化は江戸時代くらいからで、江戸時代から現在の300年ほどで身体の仕組みは変わっていません。それを如実に表すのが血糖値を下げるホルモンの種類です。

 

なんと飢餓に対する(血糖値を上げる)ホルモンは5種類なのに対し、血糖値を下げるホルモンはインスリンの1種類だけです。その1種類のインスリンも使い過ぎたり、過剰に分泌させるようなことが重なれば、やがては正常に機能しなくなり、糖尿病を招きます。その糖尿病も他の病気を併発しかねません。余談ですが、がんの症状も高血糖な人ほど進行が速いのだそうです。

 

話を戻します。「AGE」たんぱく質と糖が結合したときに起こる老化促進物質と申しましたが、たんぱく質自体は身体に不可欠な成分です。筋肉、内臓、皮膚、髪、骨、歯・・・どの部位をとってもたんぱく質を抜きには成り立ちません。またたんぱく質は体内でアミノ酸となり、それが細胞の基本成分であり、遺伝子情報のDNAもアミノ酸から作られます。

 

つまりは問題は「糖」にあるということ。余計な糖を体内に残さなければ、「AGE」を発生させなくて済み、すなわち老化を予防できます。ではどうしたら余計な糖を残さずに済むか?

 

答えは簡単です。血糖値を上げない食生活を送ること、そしてすでに「AGE」が発生している食品を口にしないことです。

 

血糖値を上げない食事法とは、低GI食品に気を配るとか、ベジファーストを行い食物繊維を摂取したあとに、炭水化物を獲るようにするといった工夫です。「AGE」が発生している食品を口にしないことはもっと簡単です。こげついた焼き魚や揚げ物を摂らないこと、そしてそもそも揚げ物や揚げた加工食品を摂らないことです。

 

しかし実際はなかなか難しものです。ハンバーガー屋さんに行けば、だいたいセットでフライドポテトを注文し、外食にいけば揚げ物を食べ、家でもポテチを食べます。ついては、なるべくそういった食品は減らすように意識するところから始めましょう。いっぺんに頑張り過ぎればリバウンドが怖いです。意識するだけでも量は減らせると思いますので、その意識の継続が摂取を0(ゼロ)に近づけてくれます。

 

また抗糖化食品というのもあり、野菜ではゴボウや枝豆など、ハーブではローズマリーやバジルなど、スパイスではコショウやチリペッパーなど、飲み物では緑茶やコーヒーなどです。そういったものを日頃から摂取することで「抗糖化」がグッと身近になります。

 

「老化予防」の最善手

 

当ブログでいつも申し上げている「糖」に着目し、いかに血糖値を上げない食生活を送るれるか、それがカギを握ります。最善手は「抗糖化生活」運動習慣インスリンの分泌を正常化し、脂肪の燃焼を可能に、そしてドーパミンセロトニンなどの物質を放出し脳を活性化してくれます。何より食後の運動は血糖値の上昇を緩和してくれるため、なおお勧めです。

 

10代や20代ならいざしらず、中年以降は「抗糖化生活」、それが老化予防の最善手です。私も毎晩の食事に揚げ物を摂取することがあります。完璧にゼロにはできませんが、減らす努力はしていますし、これからもするつもりです。ともに頑張っていきましょう!本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考記事

cocokara-next.com