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ROLAND流「続ける」コツ

2021年7月に発売になった本に、ROLAND著「君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉」があります。前著の「俺か、俺以外か。」よりも私の中では刺さった内容が多かったです。さて、本日はその中のROLAND流「続ける」コツを紹介します。

 

継続の重要性は当ブログのこれまででも、10記事以上はお届けしました。何度お届けしても足りないくらい重要かつ難しいテーマですが、今回のROLAND流は今までにない視点になっています。私も思わず膝を打ってしまうほど感嘆した内容です。

 

まずフルマラソンの距離をイメージしてください。42.195kmです。そのゴールを習慣化の完成と位置付けます。つまり走行距離は習慣形成の進み度合いといった感じです。

 

この走行ですが、500mを走ったときに"もうイヤだ"といって止めるのと、500mを乗り越え、1㎞を乗り越え、10㎞を乗り越え、ちょうど40㎞の地点で止めたくなるのと、どちらが "止めようかな…" と思うでしょうか? またどちらが"止めたい"という感情が都度こみ上げるでしょうか?

 

いわずもがな、500m地点です。走行でいえば500mなど42.195㎞からしたら、走り始めていないのとなんら大差はありません。だから止めやすいのです。これがどんどん走り進めると、今度は走ることが当たり前になり、仮にゴール目前の40㎞地点で足が疲労困憊になっても、それでもあと2,3㎞なんだから・・と足にムチ打って走り続けるでしょう。もったいない精神の発動も含めて…。

 

ROLANDはこれを一言でこう言います。

「続けるコツは、続けること」

 

走り始めが一番「止めても挫折感や喪失感がない」のです。これが走り進めるほどに、止めたときの喪失感が大きくなるため、逆にそれを利用しようという形です。この全体感がわかっていれば、走り始め=習慣化に向かって何かをやり始めたときの辛さには、簡単に負けなくなります。この全体感が大事です。実際のマラソンでも、どこに何メートルの上り坂があり、下り坂があるかがわかっていれば、ペース配分が調整でき、頑張りどころがわかります。

 

「続けるコツは、続けること」

 

続けた先には、「ラクに続けられる自分」が必ずいます。その「ラクに続けられる自分」を追いかければ、どこかで閾値(沸点)に達し、今度は習慣が自分を救ってくれます。これが習慣化の旨味です。

 

私も毎朝緑茶を飲む習慣を続けていますし、筋トレやランニングの習慣も続けています。それ以外に1日1~2食の習慣やパソコンや金融の勉強習慣もあります。とりわけ筋トレやランニングのように肉体を使う習慣が顕著ですが、職場等でイヤなことがあったとき、筋トレやランニングをしている自分が、「自分は自分」と、イヤな出来事の回想をバッサリ切り捨ててくれるのです。

 

「自分は自分でしかない」とか、「自分には戻る場所がある」など、自分を形成している習慣が自分を慰めてくれるのです。これは非常に「手応え」です。本当の自分とはなんぞなのか、本当の人生とはなんぞなのか・・と。間違いなく習慣をモノにしている自分の方が「真」です。そうすると、人間関係の悩みなら、相手に対しても「ま、いいか」と許す気持ちもこみ上げようというもの。それほど習慣は自分を助けてくれる産物になります。

 

あのレジェンドと言われたスキージャンパーの葛西 紀明さんも、五輪で結果が出せなかったときから「走ること」は止めなかったと言われます。スキージャンプの成績が振るわなくても、「走ること」だけは習慣として続けたとのこと。スキージャンプの世界とは切り離したところで、(習慣として)走り続けたからこそ、スキージャンプへのトライも続けられたと述懐されています。

 

「なりたい自分」に対しての習慣ならば、最初は苦痛でも、ぜひROLAND流でその地点を乗り越えてください。乗り越えた先は、今度はあなたの精神的苦痛がそれ(習慣)によって癒されるときがきます。そのときまで愛着を持って継続してください。そして癒されたあとも、次に癒されるときまで、これまた愛着を持って継続してほしいと思います。

 

「続けるコツは、続けること」

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。