R&I ファンド大賞2020
格付投資情報センター(R&I)は4月23日、優れた運用成績を示したファンドを表彰する「R&I ファンド大賞 2020」の投資信託関連部門の選考結果を発表しました。
受賞したファンドはレオス・キャピタルワークス株式会社が運用する投資信託「ひふみ投信」。ひふみ投信は今回で国内株式部門 6度目の受賞となります。
同ファンド大賞の特徴は、純粋な運用実績による定量評価のみという点。定性評価を考慮しない点は客観的に信頼におけます。
定量評価の基準は、下記の記事を参照いただきたいのですが、「ひふみ投信」は2008年10月の設定以来、2020年3月末時点で「 +327.3%」の運用成績を出しています。単純な話し、2008年10月に100万円を購入したら、2020年3月末は327,3万円になったということ。素晴らしい成績です。
また、「ひふみ投信」は顧客が自由に金額と引落し月を設定し、金融機関口座から 自動引き落としで購入する「自由つみたて」や、長期に保有した口数に対し、信託報酬の一部を還元する日本初の仕組み「資産形成応援団(信託報酬一部還元方式)」など、顧客の利便性のため、新しい仕組みを導入することにも積極的です。
私もいくつか保有するファンドに「ひふみ投信」は含まれます。遅ればせながら2016年ごろに購入したと記憶しますが、ファンドマネージャーである藤野英人さんの著書を何冊か読ませていただき、人柄や運用方針に共感を覚えたことがきっかけです。
「ひふみ投信」は国内の株式のみで構成されるアクティブファンドですが、2019年12月から世界の成長企業に投資する「ひふみワールド+」を開始したため、こちらも購入させていただきました。
投資はある種 結果がすべての世界ですから、人柄や運用方針で選ぶことはお勧めしませんが、このように運用成績という客観的な尺度がともなえば、選択の有効な材料になるかと思います。
しかし矛盾するようですが、株も投資信託も、過去の成績が未来を決定するわけではありません。だから難しいと言われるのですが、一つのファンドに肩入れせず、いくつもの性格(投資対象)の異なるファンドに分散投資をすれば、仮に一つのファンドに損失が出ようとも、全体の損失は最小限で抑えられますから、そんなに問題ないと思います。
あなたはいかがお考えになりますか?
本日もお読みいただきありがとうございました。
引用・参考記事