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お店には売っていない「夢」

2021年4月に発売された高橋ダンさんの著書「自分を最大限運用する方法」を読みました。さすが人気ユーチューバーでいらっしゃるだけに、金融投資以前に、投資を運用できるだけの自分作りがさまざまな角度で語られています。もちろん現在進行形でいまも活躍の勢いは健在です。

 

そんな著書に「豊かさ」について書かれている箇所があり、私はとてもいい表現と思い、紹介します。

『「あなたが本当に欲しいものは何ですか?」。そう聞かれたとき、お店に売っていないものが浮かぶ人生が、本当に豊かなのではないかなと僕は思っています』

 

ダンさんは物欲を否定していませんが、ご自身はあまり興味がないとのこと。それよりも成長のための自己投資に価値観がおありのようで、先の表現はその表れとも言えます。

 

「お店に売っていない夢」

 

夢と書くと大袈裟に聞こえますが、自分をいい意味で変化させられることに想いを馳せられれば、今日のモチベーションは良好に生まれます。

 

お店に売っている物欲をモチベーションにしても、なんら問題はありません。しかしもう一歩進んで、それを獲得して自分はどうなりたいのか?何をしたいのか?、そこのところが明確になるとさらにモチベーションは高まるのではないでしょうか。

 

ダイエットを目指すなら、ダイエットがうまくいったあとの自分がやりたいこと、マイホームを購入するなら、購入したあとの自分がやりたいこと、周りを巻き込みたいことなど、想像を膨らませれば膨らませるほどモチベーションに転化します。

 

前回に「諸行無常」という言葉を出しましたが、世の中が流転するだけでなく、私たちの人生も日々変化しています。何一つとどまることはありません。だからこそ、目先の実現止まりだと、それで変化が行き止まります。

 

目先の何かが実現されれば、そこからまた目標が生まれるという考えもありますが、あまり期待はできません。ダイエットにしろ、サークル活動にしろ、それを達成したり続けることは意外に厳しいもの、自分の中の目的が明確でないと、少しイヤなことがあれば、すぐに止める方向に心が動きます。

 

そこで目先の次の次のさらに次、お店に売っていない「自分の理想的な状況」、ここがモチベーションの拠り所です。そのためには目先にどんどんお店に売っている物を買えばいいのです。何かの教材なら教材を、スクールならスクール代を払えばいいのです。

 

最終的には「躍動している自分」を追いかけることがダンさんの言われる、「豊かさ」になります。「豊かさ」は変化の途上やモチベーションの新陳代謝にあると私は思います。「躍動している自分」の上書き更新こそが、人生の成長と豊かさです。

 

今の私はオペレーターが架電活動をした結果を集計したり、集計表を更新したり、データ管理を一手に引き受けています。(私は保険会社のコールセンターに勤務するスタッフです)

 

つい先日まではマニュアル作成をしたり、その他の雑務に追われていましたが、それが終わるや否や、さらに別のミッションを提案し承諾いただけたため、そのようになっています。とてもやりがいを感じてますし、プライベートも充実しています。(きちんとオフの時間は取っています)

 

物欲を追いかけつつも、最終的には自分を改造できる夢が、お店には売っていない「夢」。物を購入しても確かに満足は一時的です。それよりも経験や体験が価値を生む時代です。ご臨終のときも人からの評価もおそらくその通りでしょう。

 

最後にお金の使い方の一例です。「となりの億万長者」という本をご存じでしょうか? 内容は「億万長者の多くは、実は、質素な暮らしであなたの隣にいるような人」というものです。これは数十年前に発売されて以降、非常に話題になり、今でもロングセラーが続いています。最近も新版が出ましたが、そこには「蓄財優等生」という言葉が使われています。お店にお金を払うのではなく、まずもって自分に払える人が蓄財優等生という話です。

 

夢の扱い方はお金の扱い方に寄るところが大きく、自己投資の一つに貯金に励むのも悪くないと思います。なぜなら真のお金持ちの多くは、何を隠そう、蓄財優等生だからです。そこから一歩進んで投資をするのもいいですが、それは好みにもよるため、これまでお店に払っていた分を自分に払うことは、ある種粋な使い方と言えます。

 

どこまでいっても正解はありませんが、「蓄財優等生」という生き方を恥じることはけっしてないと思います。薄給なのに貯金をせずに汲々と会社にしがみつくよりは、ずっと「豊かな」生き方だと思うからです。

 

お店には売っていな「夢」

 

あなたはどんな経験・体験がイメージされますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。