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「オメガ3脂肪酸」の盲点1

 前回のブログ「オメガ3脂肪酸片頭痛」で、片頭痛の話しに加え、オメガ3またはオメガ3系脂肪酸の一般的な効果にも触れました。本日はもう少しそのテーマで、掘り下げていきます。

 

私は当ブログで1年以上前に「亜麻仁油を摂取したことにより悪玉コレステロール値をレベル4からレベル1まで、たった1年で戻すことができた」とお伝えしました。レベルというのは私の職場の年1の(当時2011年~2012年ごろ)の健診によるもので、レベル1~5におき、レベル1が正常値、レベル4が要精密検査、レベル5が危険水域といった感じです。

 

当時の私はさすがにこのままではやばいと思い、ネットで調べたところ亜麻仁油やえごま油が悪玉コレステロールを改善するとの情報を得(え)、さっそく大さじ(確か)5杯を毎日摂取しました。そして上記通り改善することができました。

 

しかしこの2,3年に、同じく職場で悪玉コレステロール値が高い人が、私と同じように亜麻仁油やえごま油を摂取しているのに改善が見られないケースが出てきました。人数でいえば3人で、見事に3人とも改善されていないのです。

 

その3人にも言ったのですが、私とその3人の大きな違いは摂取量にあります。テレビやマスコミで推奨されているのは「小さじ1杯」で、その3人もその程度の量の継続です。しかし私は「大さじ4杯~5杯」とそれに比べ大幅増です。この違いが数値の結果の違いにつながったことは明白です。しかし職場の3人は"さすがにそんなに飲みたくない"とあきらめモードでしたが、本日お伝えする内容もこの摂取量に関係します。ちなみに私が摂取量を大さじ5杯にしたのは、それだけ焦っていたというのもありますが、テレビで摂り過ぎのデメリットを「血液がサラサラになり過ぎて鼻血が出ることくらい」と言われていたためです。

 

さて本題です。なぜ亜麻仁油やえごま油の摂取量が、悪玉コレステロール値の引き下げに関係するのか? それは前回の記事で申し上げた「αリノレン酸は体内でDHAEPAに変換される率が5%~10%程度と少ないから」です。

 

ここでいったん脂肪酸について整理しておきましょう。まずオメガ3脂肪酸と一口に言っても、大きく3種類に分かれます。DHA」、「EPA」、「αリノレン酸です。そしてオメガ3系脂肪酸というのは、亜麻仁油やえごま油のことですが、3系というだけに、オメガ3脂肪酸以外の脂肪酸も含まれ、割合としてαリノレン酸(オメガ3脂肪酸)が6割ほどを満たすため、そう呼ばれます。オメガ6系脂肪酸も同様で、例えばサラダ油がそうですが、いくつか含まれる脂肪酸のうち、オメガ6脂肪酸の割合が多いためそう呼ばれます。

 

話を戻します。オメガ3脂肪酸の3種のうち、健康効果が認められているのはDHAEPAの2種です。「αリノレン酸」は「5%~10%がDHAEPAに変換される」から健康にいいとされます。ということは、欲しいのはDHAEPAの2種です。この2種をダイレクトにそのまま摂取できるのが「青魚(魚油)」です。そして余談ですが、数年前のあるテレビ番組で、芸人トリオの「我が家」の一人、坪倉さんが薄毛の改善のため、「ある一定期間 毎日イワシを食べる」という実験がされました。

 

結果、確かに薄毛が改善されたと相方の矢田部さんが言われ、画像越しにもそのように見えました。放映は確か2019年と記憶しますが、この実験の背景には内科・循環器科の池谷敏郎先生の推奨があり、実際に池谷先生も自身で薄毛予防に取り入れられているとのこと。しかし池谷先生はあくまで予防です。坪倉さんは実際の改善です。ここには大きな隔たりがあり、はたして改善にも効果があるのか、それを確かめるために実験がなされました。

 

お恥ずかしいながら、私はこのときは、まだ亜麻仁油と青魚の違いがきちんとわかっていませんでした。池谷先生はなぜ亜麻仁油やえごま油ではなく、イワシ缶を選択したのか? 当時は素朴な疑問でしたが、それはその後にすぐに解消されました。ついては、本当に血液をサラサラにしたいなら、正直、亜麻仁油やえごま油では弱く、青魚をそのまま食べることが正解です。もし青魚を食べる機会がどうしてもないという方は、私の「大さじ5杯」のように、摂取量を増やさないことには、効果は期待できません。それを裏付ける情報が最近に上がりました。次の記事です。

www.jprime.jp

この記事はオメガ3脂肪酸DHAEPA・αリノレン酸)の違いを、とてもわかりやすく解説してくれています。次回はこの記事に引用されている科学的根拠をもとに、本テーマを絞っていきます。本日はいったんここで終わりにします。

 

「オメガ3脂肪酸」の盲点1

 

本日もお読みいただきありがとうございました。