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「お金」より大切なこと

前回に紹介した西田悠仁さん著「億稼ぐ人の深層思考法」にスティーブ・ジョブズの言葉が紹介されているため、今回はその言葉を紹介します。

 

「命をかけて得た富でも、死をともにすることはできない。しかし感情は、自分とともに残り続ける」

 

「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きるのではなく、自分の心と直感を信じる勇気をもちなさい」

 

あのスティーブ・ジョブズの言葉ですから、あなたもご存じだったかもしれません。私が上記の言葉で申し上げたいことは次の2点です。

 

・お金(額面)より「感情」を主体とする勇気をもつ
・お金(額面)=「感情」なら、そこに勇気をもつ

 

どういうことか?


まず前者について。
よくニュースに挙げられる記事に年代別の貯蓄額とか、老後資金2千万円問題とか、貯金を善とする風潮を感じるときがあります。私も以前にデータとして紹介したことがあります。しかし大事なことは貯蓄額が平均以上あったとしても、その年代でしかできないことやその年代でしか得られない「感情」をスポイルした結果であるなら、それはそれでナンセンスではないか、ということです。

 

人はどうしても目で見えるものにとらわれがち。だから「勇気」です。目に見えない「感情」を彩り豊かにするために「お金」を使うことは、目に見える資産から見えない資産に転化するわけで、そこに不安を感じることもあるかもしれません。そんな不安に駆られたときは、ぜひジョブズ氏の言葉を思い出してほしいのです。それは "素晴らしい生き方" であると。

 

次に後者です。
世の中には2千万円ほどのタンス預金を残して亡くなられる方も多いと聞きます。その亡くなった方はあの世で "こんなことならもっと使っておけばよかった” と後悔するでしょうか? 私はあながちしないのではないかと思います。なぜなら彼ら彼女らは「兵糧主義」だったかもしれないからです。

 

「兵糧主義」とは何か?
それは「貯金=安心感」という考え(主義)です。タンスに2千万円あれば、いざとなったときになんとかなるという安心感を今日に感じる生き方です。安心感もまた「感情」でしょう。

 

ジョブズ氏が言われる「感情」は、何もお金を使うことだけではなく、お金(貯金)そのものを安心感という名の「感情」に転化させることも含むと私は考えます。


大事なことは、専門家による様々な論が飛び交う情報社会のなか、自分の信条と相反する風潮に自分の信条(価値観)を揺るがせない「勇気」です。


「感情」を主体として生きること、それには「勇気」が必要であること、ジョブズ氏はこの2点を私たちに悔(くい)なき死生観として捧げてくれました。私は折に触れこの死生観に基(もと)り、今日を生きる所存です。

 

あなたはいかがでしょうか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

引用・参考文献

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