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「忍耐」が楽の先行投資

 ここに「忍耐」の重要性を説く方がいらっしゃいます。昭和12年生まれで現在作家の入江光海(いりえ・てるみ)さんです。入江さんのプロフィールを簡単に紹介します。

 

昭和12年生まれ。福岡県出身。九州大学経済学部卒。通商産業省、中小企業事業団総務課長、中小企業大学校瀬戸校・校長、中小企業大学校東京校・校長、日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科(ビジネススクール)教授を経て、経営コンサルタントで作家。

 

昭和12年生まれなので、現在82歳。そんな先達が人生の教訓として「忍耐」の重要性を説かれます。昨今「忍耐」などというと、時代遅れとか、価値観が古い、パワハラなどと非難されそうですが、果たして本当にそうでしょうか?

 

私は古い価値観をすべて肯定するわけではありませんが、時代が変わろうとも人間社会を生きる以上、忍耐は必要になると思いますし、逆に忍耐を避ければ、もっと事態や状況が悪化する、というのが現実だと思います。

 

それでは入江さんの「忍耐論」を拝借しましょう。

 

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私がこの歳になってはっきり言えることは "人生とは我慢比べ" だということです。我慢したものだけが、幸せをつかむことができるのが人生です。

 

(中略)

 

我慢が必要になるのは特別に裕福な暮らしをするためではありません。結婚して子供を育て、家を構えるという普通の暮らしを実現するために、辛い勉強や仕事が必要になるのです。

 

今の忍耐から逃げれば、将来はもっと忍耐を要するような苦しい事態に追い込まれます。逆に今、忍耐をしていると将来その忍耐に報いるような楽しい人生が訪れます。

 

すなわち今の忍耐が将来における楽の先行投資になる、ということです。このことは人生の法則というより、鉄則といってよいと思います。

 

by 入江光海著「目からウロコの!「生き方」人間学」より抜粋

 

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わたしもごもっともだと思います。例えば掃除。ルンバなどのロボット掃除機が普及したとはいえ、水回りや細かいところはまだ人間の手が必要です。仕事も貯金もダイエットも運動も、何もかも自己管理がベースです。誰かと待ち合わせするにしても、遅刻やドタキャンは信用を失い、今後の関係が途絶える可能性を孕みます。

 

私たちの身近な例をとっても、程度の差はあれ、常に「忍耐」が結果や関係性の維持向上を左右すると思うのですが、あなたはいかがお感じになりますか?

 

仏教の言葉も紹介します。

の徳たるや 持戒苦行(じかいくぎょう)の及ばざる所なり」

 

意味は「忍耐から生じた徳は、厳しい修行から得た徳でも到底及ぶところではない」。穢土(えど)の一日の修行は、深山の千日の修行に勝るということです。(穢土はこの世・現世という意味)

 

 

上記の言葉を鍵山さんが平たくします。

忍耐から生じる徳に勝るものなし」

by 鍵山秀三郎(株式会社イエローハット創業者・掃除道の神様)

 

 

「楽」の先行投資と思えば、忍耐も積極的に行えるようになるのではないでしょか? 私的には "むしろ積極的に買わせていただく" くらいの気持ちで忍耐から生じる幸福を手中に収めたいものと考えます。あなたはいかがでしょうか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

引用文献

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