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「年末年始」はあるのか?

私は金融関係に勤める会社員ですが、1ヵ月前に12月下旬の出張が決まりました。またコロナも収まりつつあるため、現在千葉県に住んでいますが、地元に帰省することも決めました。最近は地元のメンバーと2年ぶりに会う予定を決めたり、帰省する交通手段(新幹線やバスなど)を考えたりと、年末を意識することがままあります。

 

そこで本日は「年末(年始)」について私の考えを語ります。当ブログを継続してお読みくださっていれば、私が毎年の年始に次の言葉を紹介したことを思い出されると思います。

 

「年末に反省をする人は、来年も失敗を繰り返す」

 

「平凡な人ほど、できるときにやらない」

 

鈴木信行さんの著書「敗者の錯覚」に載っていた言葉です。鈴木さんは一「宝くじで1億円当たった人の末路」というベストセラー本の著者ですが、その他にもビジネス本を何冊か出されています。

 

本日は上記2つの言葉のうち、特に「平凡な人ほど、できるときにやらない」を取り上げます。はて、「年末」などという日は現実問題、存在するのでしょうか。もちろんクリスマスが終わったあとの27日くらいからは年末ムードになります。しかしそれは暦の上での話であり、存在するのは目の前に訪れる「一日(今日)」だけです。

 

この時期になると決まって"年末にやろう"とか"冬期休暇にやろう"と、物事を先延ばしにしがちになります。実は私もその一人のため自戒を込めて、本記事を進めます。

 

例えば掃除が典型例です。今日が休日でも、なぜか年末に繰り越してしまうのです。しかしよく考えてみてください。年末だろうと年始だろうと、今日とまったく同じ「一日」が目の前に訪れているだけです。おそらく心境も状況も、今日となんら変わっていないでしょう。しかし唯一違っている点が見え隠れします。それが「先延ばしにした履歴」です。

 

今日に掃除をすればいいものを、なぜか年末に延ばしたわけです。延ばした分だけ履歴が残ります。その履歴が年末の当日も、年始や来年などと先延ばしにする働きをもちます。これは誰もが経験済みでしょう。先延ばしにしたところで、イヤなもののはイヤで、そのイヤさは変わらないどころかもっと増幅します。増幅分が履歴に上乗せされ、ますます先延ばしの心境がつくられます。

 

私はある種勇気をもって「年末年始」は休むべきだと思います。大いに遊び、大いに楽しむべきです。実家に帰るも良し、家でまったりするもよし、どこか外出するもよしです。コロナの状況にもよりますが、休むことも仕事のうちで、人生のうちです。しかし先の例でいえば掃除を先延ばしにして休むことは、本記事の主題に背きます。きちんとやるべきことをやって、大いに羽をのばすというのが理想です。

 

"明日やろうはバカ野郎"という言葉がありますが、この時期は"年末やろうはバカ野郎"です。年末は大いに休めるよう、今日をきちんとスケジューリングしましょう。

 

最近の記事で私は「迷ったら終わり」という言葉を紹介しました。「迷ったら終わり」とつぶやきながら、いかに迷わないように今日をスケジューリングするかという話です。なぜなら迷っている時間が人生で一番もったいないと考えているからです。それと合わせて「いっぺんにまとめてはあり得ない」という言葉もつぶやいています。もう一度掃除を例に出してみます。

 

掃除を年末に先延ばしせず、今日にやろうとしたとします。しかし私は今日でもいっぺんにまとめては行いません。平日にできることと休日にしかできないことをくっきり分けて、それぞれ細分化して散らします。つまり年末に向けて「少しずつ」掃除をしていくのです。この「少しずつ」をあらゆる対象に設けていて、本を読み進めるのもそう、仕事に関係する知識を勉強するのもそう、ネットの調べものもそうです。「いっぺんにまとめてはあり得ない」はモチベーションの維持が大切と考えての発案です。

 

人によっては「いっぺんにまとめて」の方が適するかもしれません。また対象によっても変わると思います。しかし基本は「こまめに少しずつ」がモチベーションを維持でき、あらゆることに汎用できると思います。

 

「年末年始」はあるのか?

 

ある意味、「年末年始」などありません。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ではないですが、今日を捨てる覚悟で予定を消化し、「年末年始」を浮かばせることがこの時期のメリハリをつくります。本当の幸せは、そのときに感じるものではなく、後から振り返ったときに感じられることをいいます。だから困難なことにもチャレンジ精神が湧きます。

 

私も本記事を書いた以上は、先延ばしは許されません。季節がら寒いこともあり、本当に先延ばしにしがちな今日この頃に、ともに踏ん張り、気持ちのいい年末年始をともに迎えましょう。

 

「平凡な人ほど、できるときにやらない」

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。