心の戦士!~心が前向きになる言葉~

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なぜ「桜」は美しいのか?

なぜ「桜」は美しのか?

 

その問いに、哲学者の中村元氏は「自分を完全燃焼させているから」と考えたそうです。ワタミ創業者で現会長の渡邉美樹氏の著書「夢に日付を!」にそのように書かれていました。その箇所を抜粋します。

 

「桜が咲いている。皆,ああ美しいなというだろう。しかしその美しい桜は,自分の生命を燃やして花を咲かせている。美しい姿は,自分の生命を完全燃焼しなければ作り出せない」
by 中村元(哲学者)

 

麻雀を通して人間教育を実践する会「雀鬼会」の会長・桜井章一さんは、次のような主旨を著書のいくつかに述べられています。

 

「行動面に10割を出しても、心は8割程度にとどめるべき。とどめられる」

 

つまり、精神を病んでしまうのは、心のキャパがいっぱいいっぱいになるからで、行動的ないっぱいいっぱいとは異なると。肉体や行動には全力を尽くしても、精神面はゆとりをもたないといけなく、もたせられるということです。

 

なかなか微妙で難しいニュアンスを放ちますが、心に限界はないと心得、いつも遠大な目的を目指すことが、上述を可能にする秘訣に思います。

 

先日にワールドカップは終わりましたが、選手が練習に練習を重ねる姿がまさにその象徴です。おおいなる目的があるから練習を追従させられるわけで、無目的な人に行動(練習)の追求はありえません。桜井さんも現役当時は「相手に勝つ」という目的のために自分を完全燃焼させていたと思います、心にはゆとりをもって…。

 

冒頭の中村元氏の言葉は、私たちの「限界への挑戦」に勇気を与えてくれます。出し惜しんではダメで、できる限りの燃焼を果たす、そこに自分の今日一日の生き方に美しさが灯る…と。

 

イヤイヤではそもそも燃焼はできません。燃焼は自分から能動的に起こすもので、能動以外に燃焼はあり得ません。ただし一日や二日では意味がなく、心にはゆとりをもつことが肝要です。

 

「悠々と急げ」とか、「かたつむり ゆるゆる登る 富士の山」という言葉も、心が行動を牽引します。心は遠大を見るから余裕が生まれます。目的をはっきりさせ、遠大を見て、目先の行動を回転させましょう。

 

「なぜ桜は美しいのか?」

 

自分の生命を燃やしているから。一日一日と着実に確実に私たちの生命は失われます。そこに美しい花を咲かせられるかどうか、

 

そこが本日のテーマでした。

 

あなたはいかがお感じになりますか?

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。