心の戦士!~心が前向きになる言葉~

どんなときでも心を晴れやかに!→ 心の戦士いざ参上!

無限の可能性=「自分」

あなたが落ち込んだときや、生きるのがつらいと感じた場合などに、ぜひつぶやいてもらいたい言葉があります。

 

「君は自分で思っているよりも、勇敢で強くて賢いんだ」

by A・A・ミルンくまのプーさん

 

上記の言葉は、ディズニー映画「くまのプーさん クリストファー・ロビンを探せ!」で、プーさんの大親友であるクリストファー・ロビンが発したセリフ。

 

私たち人間はときにちっぽけな自分に埋没してしまうことがあります。自分の存在価値がわからなくなり、生きている意味を問い出し、それでもわからないから、暴飲暴食したり、目先の快楽に浸ることで辛さからから逃れようとします。

 

しかし今そこに埋没している自分は、本当の自分ではないかもしれません。

 

日本の実業家・思想家・ヨーガ行者で、公益財団法人「天風会」を創始し心身統一法を広めた中村天風氏は人間の生命についてこのように語ります。

 

「この身体も心も自分ではない。あるのはという宇宙エネルギーだけだ。これが生命の正体であり、こいつを生かしてやれば病気は自ずから消えて行く」

 

中村天風氏は明治9年に誕生。若くして悪性結核で死に直面し、当時日本最高の名医 北里柴三郎博士に40才まで生きられないと見放されます。それでも自分は治るはずだと信じ、海外に密航。欧米の高名な医師や哲学者を訪ねるも、自分の心身を癒してくれる人物は見つかりませんでした。


結局万策尽き、死を覚悟して帰国を決意。しかしその途上のスエズ運河を渡るとき、インドのヨガ聖人 カリアッパ氏と出会います。ヒマラヤ山麓で彼の指導を受けながら修行、なんとみるみる生命の本質を会得し、死にかけていた身体が完治。肺に大きな障害を受けたにも関わらず、92歳まで元気に生き抜かれたのです。

 

そんな彼が人間の本質は肉体ではなく、心でもなく、宇宙エネルギーという名の「氣」であると喝破するのです。今でも「天風会」が存在し、書籍や音声等で彼の教えが受け継がれるのは、彼が自分の病気(肺結核)を「氣」の力で治した生き証人であるからにほかなりません。そして身体の治癒だけでなく、運命までも「氣」の力で承服できると説かれます。

 

もう一度申し上げます。彼はなにも筋トレや勉強に明け暮れたわけでも、先天的に体質が強かったわけでもなく、むしろその逆。にもかかわらず・・です。

 

彼は会員や私たちに、宇宙エネルギーである「氣」と一(いつ)になれる言霊をいくつか授けます。その中でも一番有名な誦句が「力の誦句」。

 

「私は力だ。力の結晶だ。何ものにも打ち克つ力の結晶だ。だから、何ものにも負けないのだ。病気にも、運命にも、否、あらゆる全てのものに打ち克つ力だ。そうだ、強い、強い、力の結晶だ。」

 

この「力の誦句」のような言霊をいつもいつも自分につぶやくと、本当に自分を洗脳できます。そうなると少し弱気になったり怖気ついたときも、すぐに自分は「力の結晶」だったんだ!と気持ちが復元します。この誦句を唱えることで心の扉をよりき、宇宙の根本主体である「氣」を注入するわけです。

 

この「氣」はあらゆるところに存在し、例えば日光、土、食物、水、空気・・等々。それらから私たちは氣(活力)を取り入れ、その取り入れた氣を使って生命を保ちます。取り入れた氣の100%を目指して使うことが「生き生きと生きる」ということになりますが、ネガティブや消極的な感情はこの氣の流入を塞ぎます。

 

脳と体をつなげているのが神経系統。脳は心とも言い換えられます。この脳(心)がフィルターとなり氣と神経系統(体)は結ばれます。ですので氣の注入口である脳(心)をいかに積極的にしていくかが大事というわけです。このしくみを天風氏は「運命の誦句」としてまとめられます。

 

「およそ宇宙の神霊は、人間の感謝歓喜という感情で、その通路を開かれると同時に、人の生命の上に迸ほとばしり出ようと待ち構えている。だから、平素出来るだけ何事に対しても、感謝歓喜の感情をより多くもてば、宇宙霊の与えたまう、最高のものを受けることが出来るのである。かるが故に、どんなことがあっても、私は喜びだ、感謝だ、笑いだ、雀躍(こおどり)だと、勇ましく溌剌と人生の一切を勇往邁進しよう」

 

この記事で私が申し上げたいのはただ一つ。

あなたの身体も心も本来の「あなた」ではない。本来の「あなた」は宇宙の根本主体である「氣」である、ということ。

 

「君は自分で思っているよりも、勇敢で強くて賢いんだ」
by A・A・ミルンくまのプーさん

 

冒頭で申し上げたのはそういう意味です。

 

あなたは勇敢で強くて賢い!

当記事があなたのこれからの一助となりましたら幸いです。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。